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1年のまとめ

2009年4月 1日 (水)

今年も大暴走、エープリルフール特集

浜の真砂は尽きるとも、エープリルフールのネタは尽きまじ (笑) 。みなさん、よく考えますね。

毎年お約束のインプレスは、「猫Watch」「鼬Watch」を開設。猫はわかるが (わかるのか) 、なぜイタチ……? ヨメが毎年気にかけていた「ケッタイWatch」のおばあさんも、今年も健在でした。

ツボだったのはニコニコ動画。「高速プレイヤー」は何が高速なのかと思いましたが、(フレームが) 赤くて (コメントのスクロールが) 3倍速い。昨晩見つけていたのですが、エープリルフールのネタとは気づかず、ガンダムの設定を使った悪ふざけぐらいにしか思っていませんでしたが、今日のニュースを見て納得。

あとは、スラッシュドットです。今年は暴走しすぎてむしろ引いてしまったのですが、「Slashdot に新セクション「アイドル」登場」は、ふつうにだまされかけました。元モーヲタとしては、/.のアイドル観ってどうなのか、すごく気になるわけですが……。(^^;)

2008年12月30日 (火)

2008年まとめ:逝くサービス、来るサービス

たぶん、今年最後のブログ。1年のまとめをやりたいのですが、あまりインパクトのあるサービスが出なかったような気もします。

ハードウェア編 ~ Eee PCとiPhone

新製品の双璧は、やはり小型ノートPCとiPhoneでしょう。ノートPCは高機能化、高価格化して行く一方、最低限の機能でいいので安いものを、というニーズに応えていない部分がありました。本来は開発途上国向けに作られた低スペックのPCが、このニーズに応える形で日本に上陸、一気に市場を形成した1年でした。

iPhoneは、ソフトバンクモバイルとNTTドコモのどちらから出るかの争いとなり、結果的にはソフトバンクから発売されましたが、ソフトバンク躍進の起爆剤となるには至らず、売れ行きは期待はずれだったというべきでしょう。ブログにも掲げたとおり、同時にアップデートしたiTunesに大きな不具合が見つかり、アップルの品質面の不安を露呈させることにもなったかと思います。

ソフトウェア・OS編 ~ Vista SP1とFirefox 3

色々と不平の多い、Windows Vista。SP1のリリースが今年だったことを、すっかり忘れていましたが、言語パックの処理で苦戦したのを含めて思い出しました。同じトラブルに巻き込まれた人も多かったのか、この記事自身、アクセスが多かったようです。

Firefix 3の正式リリースは半年前。Vista SP1も同じなのですが、毎日当たり前のように使っていると、まだ半年しかたっていないのかと思ってしまいます。ただ、旧バージョンであるFirefox 2が今月サポートを打ち切られており (もちろん以前から告知済みではありますが) 、オープンソースソフトのサポートのあり方は、やや不親切という印象を受けます。近い将来に一定のシェアを奪う製品となったとき、このあたりの不満が問題視されることも予想されます。

サービス・社会問題編 ~ ITの職場環境って?

派遣社員の契約問題がクローズアップされていましたが、ブログではあまり取り上げていなかったように思います。ただ、企業経営的には無理難題を突きつけられているわけで、つまり「雇用を確保しつつ、コストを減らせ」ですから。しかもモノが売れない時代で、肝心の売り上げが伸びないのに黒字が減ると問題視され、下手すると会社自体がつぶれる。雇用されている側とは違う部分で、企業経営者も大変だと思いますよ。

大企業の合従連衡もあり、2月にはマイクロソフトとヤフーの合併話があり、結果的には破談になりましたが、まだ何かくすぶっているかもしれません。日本では三洋電機がパナソニックに経営統合されるという事態にもなりました。

働く側も、自分の依って立つところや、一本筋を通した働き方を持つ必要があるでしょうし、その意味では上に掲げた若い世代へのカンファレンスの内容が参考になりました。本当はこういった勉強会に積極的に参加していきたいのですが、本業に穴を開けるわけにも行かず、なかなか難しいところです。

最後になりましたが、今年1年、昨年よりペースは落ちてしまいましたが、なんとか継続することができました。来年も、あまり気負わず、思ったことを書いていきたいと思います。

PS. あ、「逝くサービス」のことを全然書けてないや…… orz

2008年4月 1日 (火)

2008年のエイプリルフール (サイト編)

エイプリルフールとはいっても、自分でニュースを捏造するより、いつもと同じように記事をリンクするほうが楽ですね (笑) 。ネットのほうが質も高いし……とも一概に言えないような気もしますが。

何か変なブログが混じっているのは、気のせいだということで (爆) 。

おまけ。CNETがやらかした。

エイプリルフールネタでは老舗ともいえるインプレスは、今年も「イソプレスうおっち」「窓の社」を展開。名物ライターのスタパ齋藤さん、名前を間違えて覚えていた人も多いのではないでしょうか。……自分も人のことは笑えませんが。orz

ヤフーはインベーダーに侵略され、グーグルはだじゃれサーチ、gooはメガ検索結果表示と、検索サイトも負けていません。その他いろいろとあるのですが、Newsingの新しいマスコットキャラクターは……悪ふざけとしてどうなんだろう。とはいえ、今日見た中でいちばんインパクトのあるサイトでした。

イソプレスは1997年から、この企画をやっているんですね (PC うおっち Title Page) 。さすがに12年目ともなると、マンネリ化が進むのは避けられませんが、そろそろ新機軸をと思うのは、ユーザーの身勝手でしょうか。

2008年のエイプリルフール (ネタ編)

冗談を書きます (だいたひかる的な意味で) 。

エイプリルフールということで、ネット界隈ではいろいろとやらかしてくれるはずなのですが、自分もその中で悪ノリしてみました。
ソースは脳内。なので何かと不出来なのはご勘弁を。

※実在の事件・人物・団体とは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

●ジャストシステム、洋菓子業界に参入。来年初頭めどに「JUST Sweets」投入か。
女性に人気のスイーツ業界に、あのジャストシステムが参戦。
2009年のバレンタイン商戦に向けて、「JUST Sweets 2009」のラインアップを検討しているようです。
人気のスイーツ情報につながるサイト「Sweets Navi」も計画中?

●VOCALOID第3弾は「亜北ネル」に「弱音ハク」。声優にユーザーからは不満の声も。
クリプトンから発売の「VOCALOID2」の最新作に、ユーザーから生まれた「亜北ネル」「弱音ハク」が採用される見込み。
大山のぶ代が声優に起用されるとの噂もあり、「イメージと違う」との不満の声も。また、商標などの各種権利がクリプトンに移るのではという不安が高まっている。

●au、新モデルに「コピー機ケータイ」、携帯電話でA3ノビまでコピー可能か。
最新モデルには「これまでになかったコラボレーションを」というコンセプトから、京セラ製コピー機と一体化したモデルを発表との噂。
情報筋によると、A3ノビ版までの用紙にコピー・印刷が可能なものとなる。京セラから発売の見込みだが、筐体サイズ、価格などは不明。
また、乗用車と一体化した「Vitzケータイ」の噂もあるが、当局は否定している。

●セカンドライフ、ついに「完全版」へ。オフライン環境でも動作。
セカンドライフがインターネットに接続していない環境でも動作する「完全版」を発表か。
「完全版」では、自らのアバターも含めたすべてのキャラクターが自律的に行動し、ユーザーは机や椅子などのオブジェクトを配置することでキャラクターの行動を広げることができる。
一部では、「それ何てシムピープル?」との声も上がっている。

……いかがだったでしょうか。
ええ、また来年、出直してきます。来年があればですが。

2007年12月24日 (月)

2007年回顧(2) ―― あの新製品・新サービスはいま

昨日に引き続き、今年のまとめ。

今年もいろいろな製品・サービスが生み出され、報道されました。そのいくつかはこのブログでも取り上げましたが、取り上げっぱなしでフォローできなかったものがほとんどです。成功したものも失敗したものもあり、今どうなっているのかをまとめてみます。

■独断と偏見による番付表

東がパッケージなどの製品、西がネットサービス、という分け方をしています。ニコ動とWiiは昨年12月発売、あるいはサービス開始ですが、あまり堅いことは言わずに (笑) 。表中、リンクは過去のブログ記事へのものです。

番付

西

初音ミク (クリプトン)
萌え声のバーチャルアイドル「初音ミク」 (9/3)

横綱

ニコニコ動画 (ニワンゴ)
「ニコニコ動画」に見る2ちゃんねる世代のビジネスモデル (2/26)
Wii・Wii Fit (任天堂)
Wiiが健康器具に? 任天堂が「Wii Fit」を発表 (7/13)

大関

顔ちぇき! (ジェイマジック)
「顏ちぇき!」が七夕イベント開催 (6/28)
PASMO (パスモ)
PASMO開始で変わる? 切符の買い方 (3/18)

関脇

Firefox 3 (Mozilla Foundation)
「Firefox 3」β版を使ってみました (11/23)
有機ELテレビ (ソニー)
ソニー、11形の有機ELテレビを発売、CEATECに展示 (10/3)

小結

脳内メーカー (うそこ)
※評価記事なし
iPod Touch (アップル)
Windowsでは使えないiPod touch、日本上陸 (9/24)

小結

WikiScanner (個人開発)
Wikipediaの投稿元を特定するツール「WikiScanner」 (8/18)

あくまでも独断と偏見によるものなので、不満や文句は一切受け付けません。いえ、何か忘れているのかもしれませんが……。

記憶の中では不作だと思っていた2007年の新製品ですが、こうやって並べるとヒットしたものも少なからずあります。技術的なことよりも、「こういう機能があればおもしろい」というニーズをくみ取った製品・サービスが、より話題になる傾向がありますし、これは今後も続くでしょう。企画やマーケティングの重要性が、これまで以上に増してくると思います。

あえてアップルだけ名指ししておきます。東の小結にあげたiPod Touchですが、現在はアップデートにより、日本語版Windowsでも問題なく使えるようになっています。ですが、Windows版のSafari (これも最初期は日本語が表示できなかった) といい、アップル製品の品質を問われる状況になったのは、残念でした。

■露と消えたサービスも

その反面、年を越せなかったサービスもいくつかあります。元々試験運用的な部分があり、ユーザーの支持を得られずに撤退、というものも多いのですが、今年はトラブルに巻き込まれた事例も目立ったように思います。

炎ジョイ (「炎ジョイ」の焼け野原に何を見るか (11/22))
ブログ「炎上」をあおるコンセプトであり、自身が炎上して終了
いいめもダイエット (「いいめもダイエット」閉鎖の後 (10/28))
発案者が著作権侵害として提供元に抗議、サービス終了という形で決着
ニコニコ録画 (「ニコニコ録画」、発表翌日に発売中止 (10/20))
「ニコニコ動画」と名称が酷似、公認ソフトとの誤解を招くため
TilePlex (商品のつながりを可視化するサービス「TilePlex」 (7/6))
理由不明だが、すでにサービス終了
ZERO90 (携帯で動画が見られるフリーペーパー「ZERO90」、楽天から創刊 (5/30))
創刊準備号を発行したのみで、「諸般の事情により」サービス終了
ブログナウマッチ (価値観の近いブログ (2/13))
詳細不明。「ブログナウ」はサービスを継続しているが……。

このほか、終了してはいないものの、私が期待したほどうまくいかなかったサービス (PDFやMS Office文書などを公開・共有できる「docune」 (7/22) など) や、法的問題などのためにサービスを大幅に縮小せざるを得なかったサービス (「さしえショー」を使ってみた (9/1) 、「みんクレ」迷走中? 「みんステ」に方向転換 (7/12) など) もあります。

立ち上げた限りは成功させてほしいと思う反面、ベンチャービジネスらしく、失敗をおそれずにどんどん新しいものを生み出してもらいたいとも思うわけで、このあたりのバランスが難しいとも感じます。

でも「炎ジョイ」は論外 (爆) 。

■2008年はどのようなサービスが生まれるか

今年は「マッシュアップ」という言葉がある程度定着しましたが、2008年はこの傾向がさらに強まり、既存の技術の組み合わせで新しい付加価値を生み出す形態のサービスや製品が増えるように思います。各製品・サービスとも、技術的にはかなり成熟しており、のびしろは限られていると思いますが、それらの技術を組み合わせることによってニーズをかなえたり、新しい使い方を生み出したりすることが主流となるでしょう。

宣伝になってしまいますが、私が職場で開発に関わった製品「SuiteNavi」(JUST Suite 2008に同梱、ジャストシステムより2008年2月に発売予定) も、そういったコンセプトがあります。SuiteNaviでできることは、SuiteNaviを使わなくてもできることばかりなのですが、使うことによって格段に便利になる、そういうものを目指しています。

マッシュアップによる可能性は、無限大だと信じています。来年も、新たなサービスが生まれることを期待して、ブログの締めにしたいと思います。

2007年12月23日 (日)

2007年回顧(1) ―― 著作権に揺れた2007年

年末のお約束ではありますが、今日と明日はこの1年を振り返ってみたいと思います。

2007年のIT業界がどういう1年だったかというと、コンテンツの著作権に振り回された1年ではなかったかと思うのです。1回目は、そういった観点からまとめてみたいと思います。

■YouTube・ニコニコ動画の成功が著作権者の脅威に

著作権との関係では、動画共有サービスの成功を抜きに語ることはできないでしょう。YouTubeやニコニコ動画が大成功した主要因に、過去のテレビ番組の映像を簡単に見られる、というのがあることは否定できません。ですが、これは、当然ながら著作権侵害 (具体的には、複製権や公衆送信権の侵害) に相当しますから、テレビ局などの権利者側が不満を表明するのは自然でしょう。

夏にはYouTubeと権利者団体の交渉がありましたが、権利者側がすべてのコンテンツの削除を要求するなど、双方の溝は深いようです (参考:たまご915のIT道中膝栗毛: YouTubeの違法コンテンツ問題、今後の展開を予測 (8/5)) 。YouTube側は著作権保護の仕組みを導入し (たまご915のIT道中膝栗毛: YouTubeの新ツールで著作権問題は解決するのか? (10/17)) 、JASRACとの合法化に向けた協議を開始しています (たまご915のIT道中膝栗毛: YouTubeとニコ動がJASRACと協議開始、合法化へ一歩 (10/30)) 。

YouTubeもニコニコ動画も、著作権侵害となるコンテンツの削除を継続していますが、すべてを削除するのはまず不可能。権利者側も、ネットへの配信は今後不可避となるものの、現状でゴーサインを出すことは危険すぎると判断するでしょうから、今後も難しい交渉が続くものと思われます。

■著作権法の改正は社会をどのように変えるか

もう一つの視点が、著作権法そのものの改正。保護期間を現行の50年から70年に延長する案 (たまご915のIT道中膝栗毛: 著作権保護期間は延長すべきか? (4/13)) と、違法サイトからのダウンロード (私的使用を目的とした複製) を違法とする案 (たまご915のIT道中膝栗毛: 違法サイトからのダウンロード違法化へ――未来は暗黒かバラ色か? (12/20)) が骨子となります。いずれも権利を強化する方向に進み、利用者側からは強い反発を招いているのは報道の通りです。

利用者側からは、MiAUが設立されるなど、対抗を強める動きが出てきています (たまご915のIT道中膝栗毛: 「MiAU」設立は消費者のためにならない (10/19)) 。ダウンロード違法化の問題が進行しており、設立を急ぐ理由はあったのですが、これから方針をどのように転換していくのか、注目されます。下手をするとMiAU自身の崩壊の危険性もはらんでいます。

これらの改正案が通ると、これまでの使い方で許されていた、あるいは黙認されていた部分が違法とされる場面が出てきます。現時点ではそれほど大きな影響はないと思いますが、新しい制度の中で、新たな著作権のあり方を模索する必要が出てくるのでしょう。

■今後望むこと

常に、権利者側は「すべての著作物を管理したい」、利用者側は「すべての著作物を自由に使いたい」という立場であり、この溝は簡単に埋まる問題ではありません。利用者側には、権利を強化することで、かえって文化の発展を妨げるという主張もありますが、かといって自由な利用を完全に認めてしまうと、海賊版が蔓延する諸外国のような状況に陥ることは明白です。

当然、解決は簡単ではありませんが、たとえば権利を強化する代わりに、すべての著作物をネット上で入手できる環境を整える義務を課するなど、利用者の便益を図る必要もあるかと思います。

権利者はもちろん、利用者の側も、著作物による文化の発展について、どのような手段が望ましいか、考えていくことになりそうです。自分たちの要望をぶつけるだけではなく、少し古い表現になりますが「Win-Win」の関係を築くために何をしなければならないのか、2008年には結論が出るとうれしいのですが。

2007年4月 3日 (火)

2007年のエイプリルフール記事

インプレスはもちろん、ヤフーもグーグルもスラッシュドットも、いろいろやってくれています。

少し遅くなりましたが、エイプリルフール記事がまとまってきました。欧米ではエイプリルフールはジョーク記事で楽しむ文化ができており、老舗の新聞社も嘘の記事を交えた新聞を発行します。日本では新聞社が嘘の記事を書くと、真に受けた読者が続出しそうなのですが (東京新聞はジョーク記事を出していましたね) 、かわりにネット上でジョーク記事が多数書かれています。

でも、昔のジョーク記事のほうが、おもしろいと思えるのはなぜなんでしょうね。現在のネット社会は半分ジョークでできているようなものなので、そこからさらにひねるのは難しいのでしょうけれど。あるいは、ひねりすぎておもしろさを消してしまっている部分もあるように思います。

この分野では老舗で、1997年からエイプリルフール企画を続けているインプレス (イモプレス うおっち) も、2年くらい前からネタ切れ気味に感じます。とはいえ、2005年の「.orz」、2006年の「復活の呪文HDD」ネタは笑えましたが。今年は、あえて選ぶなら、「読み逃げで傷害事件」がヒットかな。

来年はどんなジョーク記事が飛び出すか。すでに来年の話になっていますが、4月にこんなことを言っていたら、鬼が笑い死にしそうですね。