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2008年2月 3日 (日)

米MicrosoftがYahoo!を買収へ――吉報か凶報か

前にも噂になっていましたけれど、今度は実際に成立するのではないでしょうか。買収が成立したとしてどうなるか、予測してみます。

昨年5月に噂になったときは、このブログでも紹介しましたが (たまご915のIT道中膝栗毛: マイクロソフトとヤフーの合併交渉) 、このときは両社が否定したことであっさりと幕引き。しかし火のないところに何とやらで、マイクロソフトが正式に買収を発表するに至りました。

ソフトウェア業界では圧倒的なシェアを持つマイクロソフトも、インターネット上のサービスではグーグルなどの後塵を拝している状況。ネット検索・広告の分野でグーグルの競合にあたるヤフーを傘下におさめることで、ネットサービスに進出し、支配する戦略と見られますが、果たしてうまくいくのかどうか。

私の予想では――買収が成立するものとして論じますが――、MS・ヤフーの連合ではグーグルに勝てない、と考えます。ネット検索の分野では両社の合併はいわば「敗者連合」で、君臨しているグーグルに脅威を与えるものとは思われません。また、PC上のソフトウェアとインターネット上のサービス、梅田望夫さんの言葉を借りれば「ネットのこちら側」と「あちら側」は、お互いが全く違う常識で動いているわけで、合併することによる効果は机上の空論以上のものはないだろうと思われるからです。

グーグルに勝てる検索エンジンのアイデアはあります。それは誰もが考えることでしょうし、MSだってヤフーだって考えられるはず。でも、できないでしょう。というのも、グーグルが持っているのと同じだけのページキャッシュで、政治的経済的その他の圧力に一切屈せず、検索結果の順位の算出方法などの内部ルーチンを完全にオープンにする。そして検索結果には広告の要素を一切排除する。……これだけやれば、グーグルを凌駕する検索エンジンになり得ますが、収益を得る仕組みが全くないですから、現状では商売道具にはなりませんよね。

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