OhmyNews、日本での活動を終了
日本での市民ジャーナリズムというものの、ひとつの限界を感じさせる出来事かもしれません。市民ジャーナリズムが定着するまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
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日本人の国民性だと思いますが、「お上」あるいは権力者に依存することによって生活しており、自分たちの生活を自分たちで守るという意識は、他国に比べて薄いと思われます。それは決して悪いことではないのですが、こと「市民ジャーナリズム」という形になると、全く機能しないままに瓦解してしまいます。ジャーナリズムとして必要な市民の自立が、存在しないわけですから。むしろ、よく2年半ももったものだ、というのが正直なところです。
その反面で、既存のマスメディアがネットでは強い批判を受け、メディアの報道内容への信頼が薄れています。果たして我々は、報道をどのように変えていくのか、変えていきたいのか。この先何年かは、迷走が続きそうです。
なにしろ、自分たちに取材能力がないにもかかわらず、他人によって取材されたものを否定するわけで、取材で得た情報の何を信用するのかもわからない。結局、自分の意見と合う情報だけを選択的に取り込むことになり、メディアがそれに迎合するように情報を偏らせてしまうと、ジャーナリズムそのものがまともに機能しなくなります。
ネット社会における利用者のリテラシーが十分に高まり、ネットに対応した新しい形のメディアが構築されるまでは、この傾向は続くと思われます。人間はそれほど愚かではないので、混乱が長期に及ぶことはないと信じていますが、それでも数年はかかりそうですね。


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