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2009年7月

2009年7月31日 (金)

日本レコード協会 (RIAJ) 、違法着うたに苦慮

ここでの問題は楽曲ですし、著作権法改正にも関わってくるわけですが、もっと広く「コンテンツの価値」という観点で考えると、別の世界が見えてくるように思います。

違法コンテンツをダウンロードしているユーザーは、若い世代に偏っています。これは罪悪感を持っていないからではなく、単純にお金がないので、無料で入手できる手段に流れてしまう部分が大きいのだろうと思います。

権利者団体側、利用者側、それぞれの言い分はあるだろうと思います。ですが問題がコンテンツの「権利」にフォーカスされてしまっていて、本質であるべきコンテンツの「価値」のほうには、なかなか議論が進まないようです。権利者も利用者も、「コンテンツの価値」をどのように考えているのでしょうか。

実際、テレビや店舗の有線放送から流れてくる楽曲を私たちは無料で聞けるわけで、自分の意思で聴きたい楽曲を選べないところを除けば、楽曲の価値などないも同然でしょう。同様に、新聞記事はネット経由で無料で得られますし、地上波のテレビ番組はテレビのチャンネルを合わせればやはり無料で見られるわけです (NHKは受信料を徴収していますが) 。それが当たり前になっているから、「著作物を利用するのなら、それ相応の対価をお願いします」といわれても、はあ? ということになってしまうのではないでしょうか。

それでもまだ、歌手は自分の歌の価値を知ることができます。人気歌手なら大きな会場でライブを開けば、それなりのお金を取っても客は集まりますし、そうでない歌手もストリートライブで自分たちの歌を聴いてもらい、聴き手から直接お金を受け取ることもできるでしょう。ストリートライブは、楽曲の「権利」ではなく「価値」を知る手段として、機能しています。

それと比較して、新聞やテレビ、さらにはネットのコンテンツビジネスはどうか。新聞は印刷物の形では対価を取る仕組みがあるものの、新聞以外はコンテンツそのものの対価を取るビジネスモデルが、そもそも成立していません。必然的に、広告スポンサーに頼らざるを得ないのですが、広告モデルはそれほど安定したものではないと思いますし。

だからといって有効な提案はないのですが。たとえば、利用者がISPを経由してコンテンツプロバイダにアクセスするわけですから、コンテンツプロバイダ側はISPから料金を取るような仕組みが存在していれば、世界も変わっただろうと思うのですが。

2009年7月30日 (木)

エンジニアはまず行動すべし

「行動すべし」には自分も同感なのですが、身体が付いてこない。失敗に対するリスクが大きくなっているのと、どこまでやれば行動したといえるのかがわからないからかな。

とはいいつつも、自分も現状に対して閉塞感を持っているのは事実。出張などで東京に出るたびに勉強会に参加して、外部の刺激を受けたことで、閉塞感を打破するべく、転職を決めました。

行く先は昨年設立のITベンチャー。プロジェクトリーダーとして、中核メンバーとして期待されているというお話をいただき、リスクはあるけれども、新しい世界に身を投じてみることにしました。自分の場合、「まず行動」の結果がとんでもない方向に出てしまったわけです (笑) 。

閑話休題。記事からですが、やはり会社の代表であり、自分の考え方に自信のある人は、コメントも (正しいかどうかは別として) 説得力があるように感じます。特に感銘を受けたのが、「HowではなくWhyで考えることができる人」というくだり。問題が起こったとき、その対処方法も重要ですが、まず原因追及に目が向くのは大事だと思いました。

あとはやっぱり、行動ですね。自分のように会社を飛び出すまでする必要はないにしても、失敗やリスクを必要以上に恐れず、色々なことにチャレンジするのは、エンジニアに限らず、自信のキャリアを高める意味でも、重要なことではないでしょうか。

2009年7月25日 (土)

「エマ・ワトソン死亡」デマ流布の目的はウィルス配布?

誰もが知っている名前かもしれませんが、念のため書いておくと、エマ・ワトソンは『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー (同シリーズのヒロインで、ハリーの親友でもある魔女) を演じる女優です。彼女が自動車事故で死亡、というデマがネット上を駆け巡っていたのですが……。

現時点ではロケットニュースしか情報源がありませんが、少なくとも死亡事故がデマであることは間違いないようです。ウィルス云々は、死亡事故のデマを流したサイトにアクセスすると感染する仕掛けが入っていたため、ウィルス配布が目的ではないかとされていると思われます。

ウィルス配布が目的であったかどうかは、まだ何ともいえないところで、これ自体もデマの可能性があります。とはいえ、ウィルスを配布する側は、どうにかして自分の作ったものを広めようとしますから、大事件をでっち上げて自分のサイトへのアクセスを増やす、というのはあるのかもしれません。

怪しげなサイトには行かない、というのは、コンピュータウィルスから身を守るために必要なことではあります。スパムメールの内容を真に受けて、不審なサイトにアクセスする人は少なくなったと思いますが、こういった大きな事件を報じられると、このあたりの危機管理の感覚が鈍くなる、ということはありそうですから、気をつけないといけないですね。

2009年7月22日 (水)

mixiアプリを専門知識なしで作れる「ポコポコアプリ」

mixiだけではなく、人気のウェブサービスでAPIを公開しているところが増えているので、アイデア次第ではまだまだ色々な可能性が残っていると思います。アイデアがあっても技術的な知識がない人には、こういったサービスは朗報ですね。

3連休の前に出たニュースで、これだけ遅れたら「使ってみた」報告でないといけないような気もしますが、ごめんなさい、使っていません。

mixiアプリも、いわゆる「マッシュアップ」サービスのひとつと位置づけられます。サービス提供側が公開したAPIと、サービス利用者 (作成者) のアイデアが結びついて、提供側が考えなかったような新たな何かが生まれるのがマッシュアップなのですが、いかんせん、作成側に技術がないことがネックになります。そこを埋めるサービスは、これまでもいくつか出てきていますが、「ポコポコアプリ」もそのうちのひとつに位置づけられるのでしょう。

ただ、ビジネスモデルの構築に苦心しているのが見て取れます。「ポコポコアプリ」では、アプリの提供は無料、その代わりに自社広告をアプリ内に埋め込むことで、知名度を高めようとしていますが、収益を得るのは時間がかかりそうです。ほかのマッシュアップサービスも、結局「お金にならない」「採算が取れない」というところが、基本的に問題になっているように思います。ビジネスとして成立するのか、オープンソースやフリーウェアの世界で生き残ることになるのか、ここ何年かで方向性が決まってくるのだろうと思われます。

2009年7月18日 (土)

「フリーミアム」とSaaS

「フリーミアム」が初めて聞いた用語でしたが、「フリー」 (無料) と「プレミアム」の合成語。実は結構広く使われているサービスのはずです。

有料会員を導入して、無料で使えるサービスと差別化するのは、日本ではmixiやニコニコ動画が行っている方法ですし、それほど目新しいものではないといえます。ソフトウェアでも、自分が関わっている範囲では一太郎 (ワープロソフト) がそうですが、ビューアが無償提供、エディタ (商品・製品) が有料というのはよくあります。

ところがこれが、SaaSで提供されるサービスになると、有料会員という考え方ががくっと減ってしまうようです。記事にもありますが、世界的にサービスを展開している、Salesforce.comやNetSuiteなどは広告モデルで運営されており、利用者からお金を取ることは考えていないようです。

広告モデルがビジネスモデルとして不安定なのは、昨今の不景気で広告費が大きく削減され、いくつかのサービスが立ちゆかなくなったことを考えても明らかでしょう。とはいうえ、フリーミアムなどにより利用者から定期的にお金を取れれば収益性が高まりますが、SaaSは無料だという認識が定着した今となっては、それもなかなか難しいところでしょうか。

そういう意味では、日本の携帯電話のネットサービスは、ビジネスモデル的によくできていると思います。PCでのネットサービスと違い、プロバイダ (キャリア) が数社に限られていて、利用者からお金を取る仕組みが確立していることもあるのですが、少額決済がうまく回っていて「コンテンツは有料のものもある」という認識ができたのは大きいでしょう。PCで同じことをして、サービスを成功させるのは、かなりしんどいのかもしれません。

PS. 記事中の「シンジケーション」の概念がわかりにくいのですが、基本は無償利用、オプションが有料というサービスのようです。自分はネットゲームのアイテム課金がこのモデルに該当するのではないかと思ったのですが、認識はあっているでしょうか。

2009年7月17日 (金)

中学・高校生の「金儲け」に対する嫌悪感は?

ITの世界にいると、知識や成果の共有が善、独占して利益につなげることが悪だという意見も散見されるので、そっちへ振られやすいのかもしれません。実際には、金儲けへの嫌悪感は限定的のようです。

嫌われるのは、政治家であったり公務員であったり、あるいはアフィリエイトによる収入であったり、でしょうか。共通するのは、自分の能力ではないところでお金を稼いでいる (ように見られる) ところでしょうね。

不動産バブル崩壊からなので、ここ20年くらいでしょうか、日本では労働に対する価値観が大きく転換してきたように思います。労働だけではなくて、すべての活動において、人間関係のあり方が変容してきたともいえるでしょうか。つまり、他人を信用することをしなくなった一方で、金銭だけが唯一の価値基準となってしまった部分があります。その結果、労働も人間関係も、金銭を得るための手段となってしまい、働きがいというものが失われてしまったのではないかと思うわけです。

お金を稼ぐことは悪いとは思わない。ですが、日本人には「清貧」の思想にあこがれるところがあり (少なくとも徒然草からでしょうから、700年の歴史を持っています) 、金銭のために血眼になることを浅ましいと考える向きもあるでしょう。また、金銭に換えられない働きがいがあるはずなので、金銭だけを価値基準にするのはどうか、という立場もあると思います。自分はこの点では保守的だと思うので、やはりお金だけが唯一の価値基準、という考え方には違和感があります。

価値観の転換は、小泉政権以降に激しくなったようにも思います。そうであれば、近々行われる総選挙以降、揺り戻しがあると思われます。従来の価値観を壊すことがダメだとはいわないまでも、それに代わる新たな価値観を提供できなかった小泉自民党が、一度完全に否定されてしまうのか、あるいはもう一度チャンスを与えられるのか。また、民主党はこの国にどのような価値観をもたらすのか。

そして、選挙の結果とは別に、ひとりひとりがきちんとした価値観をもって生きていくことも必要なのでしょう。夢や目標と言い換えてもいい。自分にとって何が大事で、何を実現していきたいのか、そういったところ、私自身も問い直していきたいと思います。

2009年7月15日 (水)

YouTube「未来を選ぼう」で総選挙候補者が質問に回答

政治関連コンテンツはニコニコ動画が先行していましたが、YouTubeも追随。法律が追いついてくるのも、近い将来のような気がしてきました。

日本の場合、よく知られているように、公職選挙法の縛りがきつすぎて、選挙活動にネットを活用することが事実上できなくなっています。そのため、公示・告示が始まる前にネット上で意見を発信する形にならざるを得ないのですが、ここにきてようやくネット上の政治活動のプラットフォームが定まってきたかと思えます。

こういう流れはどんどん定着していってほしい。というのも、選挙活動にネットが事実上利用できない現状は、どう考えてもおかしいわけで、実績を積み上げることでネットの利用を合法化する流れにもっていってほしいからです。たとえば、全候補の政見放送や選挙公報がネット上から一覧でき、誰でもいつでも再生・表示できるようになっても全くおかしくないし、むしろそうあるべきではないかと思います。候補者間の不平等が指摘されるなら、すべてのコンテンツを選挙管理委員会のサイトに置き、フォーマットや容量・時間を決めてしまえばいい。ざっくり考えて、それで解決ではないかなと。

もう一つの大きな効果として、若い世代 (自分も含めて) の政治離れが指摘されていますが、その対策になるのではないかと思います。ネット右翼なんて、政治離れの結果、うわべでしかものを見ない人たちの主張にすぎないわけで、もうちょっと広く深くものを見られるようになってから、自らの主張を見直していただきたいものです。政治家の生の声を聞くことで、政治に興味を持つ人が増えることも、期待していいのでしょう。

自民党も民主党も、その他の政党も、いろいろと問題は抱えているものの、彼らに今後の日本の舵取りを任せることになります。どのように舵を切ってもらうか、それが今回の総選挙で、一定の答えが出ることになります。要は、みんな、投票に行こうよ (笑) 。

2009年7月13日 (月)

Imagine Cup 2009――日本と世界の差

多くの日本人が苦手な部分で評価がなされることもあり、なかなか上位進出は大変なようです。でも、世界の中で自分たちの評価がどの程度であるのか、学生のうちに体験できるのは非常に喜ばしいことでしょう。

ITmedia エンタープライズはImagine Cupのレポートに力を入れているのが、バックナンバーを見てもわかります。今回は2記事を紹介しましたが、開催前から閉幕まで、多くの記事を残しています。

さて、日本人の成績は、写真部門で3位、ソフトウェアデザイン部門と組み込み開発部門で一次予選敗退という結果でした。日本は技術的には世界をリードする状況にあるのですが、新しいものを作り出すことについては世界から後れを取っている、といわれる国民性が、この結果を生んだのかもしれません。

もちろん、参加した日本チームは、他国同様、あるいはそれ以上の努力を重ねたのは間違いのないところ。そして多くの経験を積み、世界のレベルに刺激されて、エンジニアやイノベーターとして日本を引っ張っていく人材になるのだろうと思います。でもやはり、戦後60年、あるいは明治維新から140年、先進国に追いつき追い越せでやってきた文化が、創造力の芽を摘んでしまった部分はないとはいえないでしょう。それだけに、日本チームの創造に対する努力は、ひとかどならぬものがあったと思われます。

Imagine Cupの日本における評価の低さ、国や学校の支援不足、ディベートを好まない国民性などなど、日本は不利な条件をいくつも持っています。その中で彼らは十分よく戦ったし、その経験は次の日本チームにも生かされると思います。そして、次のチームだけではなく、日本のIT産業にもImagine Cupの経験を持ち帰り、ITに新たな方向性を見いだしていってほしい、と思いました。

2009年7月10日 (金)

「ヴァンガードプリンセス」は対価を取るべきだ

格闘ゲームは全くセンスがないのですが、デモ動画を見ているだけでも、アーケードゲームに遜色ないできなのはわかりますね。これがフリーウェアだとは……。

これだけのクオリティのもの、それも1人で3年かけて、最後の半年は連日16時間以上を開発に費やしたというプログラムです。私はあえて、このゲームには適切な対価を取るべきだと主張させてもらいます。

その理由として、ひとつは、自分がソフトウェア開発者だというのもあり、批判を恐れずにいうと、開発者の労働に対する適切な評価や対価が損なわれてしまうということがあります。ざっくりいうと、いくらすばらしいシステムやプログラムを作ったとしても、無償で公開されることが前提になってしまうと、その評価がお金にならず、開発者が薄給での労働を余儀なくされる原因にもなります。

おそらくオープンソースに喧嘩を売ることになってしまうと思うのですが、ソフトウェア開発をビジネスとするのであれば、ビジネスとして成り立つようにしてもらいたいし、ビジネスとしないのであれば、それはもはや「ソフトウェア開発者不要論」という形になってしまうだろうと思われます。

……ちょっと話がそれすぎました。要は、ソフトウェアの価格破壊が、開発者の労働環境を悪化させているという主張です。

そしてもう1点は、3年という開発期間、土日なしの1日16時間の作業を、このプログラムの開発者自身がどのように考えているのか、というところです。これだけの期間、フルタイムで働いていれば、1000万円以上の給料はもらえるはず。時間だけでいえばそれだけの労働力に相当するものを使っているわけですし、もちろん完成度も十分に高いわけですから、成果物にもっと価値を認めてもいいと思うし、むしろ価値を認めてほしかったです。

ソフトウェアやコンテンツ、その他サービス全般、いわゆる無体物が、価値を軽視される傾向にあります。その傾向は打破されるべきものだし、そのためには私たち作り手が質の高いものを提供し続け、そして提供したものに正当な価値を主張する必要があるだろうと思っています。

2009年7月 9日 (木)

Amazon.co.jp、発売前商品のレビューを廃止

まあ、レビューの本来の意味を考えれば、発売前は禁止でもかまわないのですが、問題が起こってから泥縄で対応している感がありありなのがなあ。

何があったのかは、容易に想像が付きすぎます。……というか、ITmediaの記事の構成がそれを強く示唆しています。今月発売の「ドラゴンクエストIX」が、期待を大きく裏切る仕様で発売されることが明らかになり、失望から叩きにつながるレビューが多数投稿されたのでしょう。

アマゾン・ジャパンは当然想定していたはずで、これまでは容認していた。スクウェア・エニックスも、叩かれるのは覚悟のはず。スクエニがアマゾンにレビュー中止を依頼した可能性は否定できないものの、あまり意味があるとは考えられないし、むしろ逆効果になるのでは (アマゾンは押さえられても、2ちゃんねるは押さえられないでしょうし) 、と思うのですが。

アマゾン・ジャパン自身の判断という可能性も、あるのかな。商品が売れなくて困るのは、販売元だけではなく、流通のアマゾンも同じなわけですし。ましてや自社のECサイト内で不買運動を起こされてしまっては、看過できなくなってしまうのでしょう。

アマゾンのレビュー、自分も何回か書いたことはあるのですが、まじめに書こうとすると難しいものです。ましてや匿名ですし、どうしても責任のある文章にはならない部分ができてしまいますね。発売前の叩きやフレームも、そういった流れから出てくるのだろうと思うし、禁止するのも仕方ないかな、とは思いますが、タイミングがねえ……。

2009年7月 7日 (火)

(宣伝) ジャストシステムの「親展通信」とは

中の人です。弊社のInternetDisk ASPでも同様のコンセプトのサービスを行っていますが、それ以上のものになりますね。

自分も報道された以上のことは書けないのですが、メール送信、ワンタイムパスワード認証、SSLによるファイル転送と、既存の技術の組み合わせではあるのですが、うまく組み合わせることで利便性と安全性を両立させた仕組みになっています。

企業間のやりとりなどでデータを送付する際、メールなどのインターネットでは生のデータ (パケット) が流れることによる不安があり、SSLを利用してもパスワードの管理が面倒など、何かと問題点がありました。数年前までは、手渡しがいちばん確実なのではないかといわれていたくらいですし。

そういった問題を解決するのが、弊社の新サービス「親展通信」です。弊社からも説明を行っていますが、このサービスは実際に使っていただくことで、その便利さを感じていただけるのではないかと思います。そのためにも、自分も仕事でデータをやりとりするときには積極的に使っていきたいですし、できれば仕事以外でも使いたい (使わせてもらえるかどうか不明ですが) と思っています。

2009年7月 5日 (日)

誘拐されたNeyYork Times記者の情報を巡り、英語版Wikipediaで編集合戦

日本語版を見ていると、こういったセンシティブな情報は記載しないのが当然であって、これを検閲だと主張するほうが白眼視されるように思うのですが。

よく知られているように、ウィキペディアは誰でも編集できる百科事典プロジェクトであり、本来なら百科事典の項目としては些細すぎて扱われないようなものであっても、メディアがセンセーショナルに取り上げると大きな記事となってしまうこともよくあります。「誰でも編集できる」というところが、その理由でしょうね。

今回の行為は、情報を公開することで、誘拐犯であるタリバンを利することになりかねない、という判断から来たものでした。被害者が大手メディアであるニューヨーク・タイムズ社の記者であり、同社がウィキペディアに氏の情報を掲載しないように依頼したことが判明しており、これが問題を難しくしていると思われますが、掲載を拒否したことをウィキペディアの英断として評価すべきでしょう。

振り返って、日本語版も基本的には同じ方針をとっているといえます。ただ、参加者の質が大きく違っており、今回のような事件よりも、芸能人のスキャンダルや企業の不祥事のほうが大きな問題となり、しばしば管理者批判にもつながっているようです。

ただ、なんというか、不祥事を集めるだけなら、新しくWikiサービスを立ててそこでやるほうがいいんじゃないかなとも思いますが。やっぱり、ウィキペディアに知名度や権威を認めていて、そこに書くことで自分の中の何かを満足させている、ということなのでしょうか……。

2009年7月 4日 (土)

痛キーボード?

技術的には相当のもののはずなのに、なぜ萌える方向に (笑) 。

今回は限定販売ですが、オーダーメイドで好きな絵や写真を印刷するような形で受注生産したら、もっと売れるのではないかと思いました。今回のように萌え方面だけではなく、企業の広告用にロゴを刷り込むとか、恋人や子供の写真を印刷したキーボードを使うとか、いろいろとニーズはありそうです。

技術的にも新しいもののようで、実用新案申請中となっています (特許じゃないんですね……) 。技術を生かす方向が間違っているような気もしなくはないのですが、萌えキャラならある程度の売り上げは見込めますし、実はこれが正解だったりして。

キーボードだけに限らず、凹凸のある面に隙間なく印刷する技術ですから、応用範囲はかなり広くなりそうです。ありきたりな範囲では、シャッターやタイル張りの壁面に広告を印刷するようなこともできそうですし、突拍子のないことを言わせてもらえれば、人体にこの技術で印刷してアートを作ることもできるかもしれませんね。

2009年7月 2日 (木)

朝日新聞、CNET Japanなどを買収。ネットメディア再編?

既存マスコミがネットメディアを買収ですか。逆向きの展開でマスメディア解体、のほうが面白い (無責任ですみません) のですが、資本力ではマスメディアが桁違いに強いのは確かですからね。

まず気になったのは、大手メディアのうち、少なくとも朝日・読売・毎日・日経がCNET Japanの記事を利用してきていたのですが、この関係がどうなるのか、ということです。普通に考えれば朝日が競業他社に記事を使わせる可能性はないので、各社のIT関連記事のスタンスが変わってくるかもしれません。もっとも、毎日はマイコミ、日経はITProがありますから、ダメージは限定的と思いますが (とすると、次は読売とITmediaとか……。ないって (笑) ) 。

時代の流れとしてしまうには、むしろ逆行しているわけで、何が起こっているのか考えるべきだろうと思います。既存マスメディアがネット社会に向けて舵を切ろうとしているのか、それとも本当に逆行しているだけなのか。今回の買収は特殊な事例なのか、時代の趨勢なのか。

利用者の立場からいえば、ネットメディアの記事とマスメディアのネット記事は、何か月~何年という単位で時間がたってもネット上で読めるかどうかという意味で、利便性に大きな違いがあります。これはネットを文字通りメディア (媒体) とするのか、広告宣伝の手段としているのかの差であるのですが、やはり利用する側としてはいつまでも消えないという安心感がほしい。CNET Japanが朝日新聞に買収されても、古い記事はいつまでも残っていてほしいですね。

2009年7月 1日 (水)

「ブログレンジャー」でブログ間Q&Aの実験開始

ふと思ったのですが、質問に対する答えなら、トラックバックじゃダメなんだろうか?そもそも、トラックバックって、ブログ間の交流というか、向こうからこっちにリンクさせるために用いる仕掛けですよね。

ブログレンジャー自体は、gooラボで3年くらい前から始まっているのですが、今回はそこにQ&Aサービスが加わり、ブログ同士の連携が取れるようになったのが売りのようです。

本来はトラックバックで、ブログ同士で勝手にやるべきことだったのかもしれません。現実には、トラックバックの仕組みが本来の目的を離れ、スパムやアフィリエイトに使われてしまっているわけですから、こういったサービスが意味を持つようになってきた、ということはできそうです。

仮想地図で連携が見えるようになっているのも、このサービスのキモでしょうか。見せ方が難しいところですが、ニュースで紹介されている仮想地図を見た限りでは、インパクトも、萌え (ぉぃ) も感じないので、もうちょっと手を入れたほうがいいかな、と思いました。

ところでこの機能、「ブログレンジャー」とブログ内に入れておけば、勝手に登録されてしまうのでしょうか。とすると、この記事も、冒頭に質問が入っているので、質問扱いされていたりして (笑) 。登録されていたら、誰かにトラックバックではダメな理由を教えてもらいたいですね (爆) 。