日本レコード協会 (RIAJ) 、違法着うたに苦慮
ここでの問題は楽曲ですし、著作権法改正にも関わってくるわけですが、もっと広く「コンテンツの価値」という観点で考えると、別の世界が見えてくるように思います。
- RIAJ、レンタル掲示板事業者に違法着うたの監視・削除を要請 - ITmedia News
- 違法配信の利用促すムック本が後を絶たず、レコ協が対策で苦慮 -INTERNET Watch
- RIAJ、携帯レンタル掲示板運営者に違法音楽配信排除を要請 - ケータイ Watch
- RIAJ、携帯向掲示板事業者に違法ファイル監視・削除を要請 (知財情報局)
- 「違法ダウンロードは社会正義に反さないが、権利者に悪影響」--文化庁:ニュース - CNET Japan
- ダウンロード違法化、「アップ対策だけで秩序は保てない」 - ニュース:ITpro
違法コンテンツをダウンロードしているユーザーは、若い世代に偏っています。これは罪悪感を持っていないからではなく、単純にお金がないので、無料で入手できる手段に流れてしまう部分が大きいのだろうと思います。
権利者団体側、利用者側、それぞれの言い分はあるだろうと思います。ですが問題がコンテンツの「権利」にフォーカスされてしまっていて、本質であるべきコンテンツの「価値」のほうには、なかなか議論が進まないようです。権利者も利用者も、「コンテンツの価値」をどのように考えているのでしょうか。
実際、テレビや店舗の有線放送から流れてくる楽曲を私たちは無料で聞けるわけで、自分の意思で聴きたい楽曲を選べないところを除けば、楽曲の価値などないも同然でしょう。同様に、新聞記事はネット経由で無料で得られますし、地上波のテレビ番組はテレビのチャンネルを合わせればやはり無料で見られるわけです (NHKは受信料を徴収していますが) 。それが当たり前になっているから、「著作物を利用するのなら、それ相応の対価をお願いします」といわれても、はあ? ということになってしまうのではないでしょうか。
それでもまだ、歌手は自分の歌の価値を知ることができます。人気歌手なら大きな会場でライブを開けば、それなりのお金を取っても客は集まりますし、そうでない歌手もストリートライブで自分たちの歌を聴いてもらい、聴き手から直接お金を受け取ることもできるでしょう。ストリートライブは、楽曲の「権利」ではなく「価値」を知る手段として、機能しています。
それと比較して、新聞やテレビ、さらにはネットのコンテンツビジネスはどうか。新聞は印刷物の形では対価を取る仕組みがあるものの、新聞以外はコンテンツそのものの対価を取るビジネスモデルが、そもそも成立していません。必然的に、広告スポンサーに頼らざるを得ないのですが、広告モデルはそれほど安定したものではないと思いますし。
だからといって有効な提案はないのですが。たとえば、利用者がISPを経由してコンテンツプロバイダにアクセスするわけですから、コンテンツプロバイダ側はISPから料金を取るような仕組みが存在していれば、世界も変わっただろうと思うのですが。


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