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ブラウザ

2009年6月18日 (木)

Windows 7、欧州ではブラウザを搭載せず

これはMSがかわいそうだわ。10年前と違って、独占的地位を利用してブラウザがあーたらこーたら、という状況ではなくなってきているのに。

日本に住んでいると不思議なのですが、欧と米は仲が悪い。もっとも、あちらから見ると、日本・韓国・中国の仲の悪さ (少なくとも、ネットの言論では) も謎なのかもしれませんが。

さて、WindowsからIEを除かせるきっかけとなったのは、Operaの申し立てだったようです。これに反応したMS支持者がOpera製品のボイコットを呼びかけるなど、事態は混迷しかかっていますが、おそらくは何も起こらず、MSの決定通り事が運ぶものと思われます。

欧州委員会は、ブラウザなしのWindowsを発売するのではなく、Windowsに複数のブラウザをバンドルして、ユーザーが選択できるようにすべきだとしていますが、これは無理筋かな。MSに他社製品までサポートする義務を負わせることにもなりかねないし、最新のブラウザをバンドルできないがゆえのトラブルも発生しそう。それにWindows 7発売後に新たな強力なブラウザが出現したとき、選択肢に含まれていないことで不利益となる可能性もあるでしょう。

ちょっと考えてみれば、欧州委員会が求めている選択画面方式は、Windowsに組み込まなくてもできるわけです。各ブラウザのセットアッププログラムを集めてきて、それを選択して実行するダイアログアプリケーションを作ればいいだけですから (宣伝になりますが、弊社の『JUST Suite』の「まとめてセットアップ」で、Suiteに搭載している各製品を選択セットアップすることができます) 。というか、このアプリケーションを作れば、そこそこ売れるんじゃないだろうか、と妄想してしまいましたが。(笑)

2009年3月20日 (金)

Internet Explorer 8、正式公開

さあ、一太郎プラグインをIE8に正式対応させる仕事に戻るんだ (苦笑) 。

メインのブラウザとしてはFirefoxを使っているので、IEはFirefox非対応のサイト (まだいくつか残っています) で利用する程度になっていますが、メジャーバージョンアップの正式版は、気にせざるを得ないですね。

Google Chrome以来、ブラウザの高速化合戦が過熱していますが、当然ながらIE8にも高速化の要素が入っています。もちろん、描画エンジンにも高速化対応が入っていますが、重要なのは「Web Slice」機能の搭載でしょう。まだその詳細は把握できていないのですが、Web Sliceに登録したページの情報がツールバーに表示され、最新の状態はツールバーに反映されるようです。

とはいえ、ブラウザでできることはもっとあるはず。SaaSアプリケーションがブラウザ上で動くのですが、従来のウェブフォームや、あってもAJAXでの機能拡張レベルですから、これらの表示やUIを強化することが、今後の課題になってくるのではないでしょうか。すでにSIlverlightやAdobe AIRなどの、「RIA (Rich Internet Application)」という技術が出てきており、これらとブラウザがどういった形で融合していくかが、今後の注目になりそうです。

来週の月曜日、RIA関係のセミナーに参加することになっています。個人的な (といっても、出張で行くので会社にもフィードバックしますが) 勉強の部分もあるので、最新の技術の進み具合を知ることができればと、楽しみにしています。

2008年7月 3日 (木)

Firefox 3、800万ダウンロードでギネス認定

報告の電子メールには、「8,002,530,000,000 回」と来ていました。8兆25億3000万回です (爆) 。

他の人もツッコミを入れているので、みんなのところに同じものが来ているようです。それにしても一番大事なところで、ゼロ6個も間違うなよ……。

本当に8兆回だったら大変なことに (笑) 。いちおう、各ニュースサイトの記述のほうが誤りではないかと確認しましたが、世界の人口が66億人を超えたくらいだから、全人類が1人1000回ダウンロードしても、まだ足りない。明らかにおかしな数字ですね。

800万回というのも、1人が1回しかダウンロードしなかったとして、全人類の800人に1人がダウンロードした計算になるわけですから、大変な数字。ちなみに現在は2800万件を超えたということですから、25人に1人がダウンロードした計算になります。もちろん、1人で何回もダウンロードした人がいるでしょうけど。

ほかの数え方でいうと、1秒間に92回のダウンロードがあり、よくこれだけのリクエストに耐えたものだといえます。ちなみに2ちゃんねるの同一スレッドに1秒間に92回の書き込みがあると、11秒後にレスが1000を越えてしまいます。

これで十分とはいわないまでも、一定のシェアを取れるくらいに行き渡ったし、何よりも話題作りには成功しました。2008年6月現在もIEは (6と7の合算で) 4分の3弱のシェアを確保していますが、Firefoxも全バージョンで20パーセント近くまで伸びて来ています。次にFirefoxがニュースになるのは、シェアでIEを追い抜いたときかもしれませんね。

2008年6月16日 (月)

Firefox 3「Download Day」は米国時間6月17日

♪も~うい~くつ寝~る~と ダ~ウンロ~ド・デイ~(笑)

1ユーザーとして、このブログでも告知させてください。

先日もこのブログで紹介したのですが (たまご915のIT道中膝栗毛: Firefox 3「Download Day」でギネス記録を狙う) 、いよいよあと30時間ほどに迫ってきました。自分はブラウザマニアで、いくつものブラウザを乗り換えており、このPCの中にもFirefoxとIEのほか、OperaとNetscape9、それからSeaMonkeyがいます。メインはFirefoxなのですが、IEでしか見られないサイトは残っていますし、Operaはリンクされた画像を1つずつスライドショー的に見る機能があるので、(ここ自粛) の閲覧でお世話になっています。

日本時間では6月18日早朝。当日のサーバの負荷が気になるところですが、楽しみにしたいと思います。すでに130万人以上の登録があり、ダウンロード数ではこれ以上の数字をたたき出すものと期待します。

Firefox2に対応していたアドオンやツールバーなどの拡張には、3では使えないものが多いのですが、これも正式公開されれば順次対応版が出てくるでしょう。ほぼ唯一と言っていいくらい、使い勝手に難を感じていたのが拡張の部分なので、ここが解決されれば不満はなくなりそうです。

2008年6月 2日 (月)

Firefox 3「Download Day」でギネス記録を狙う

まあ、話題作りではあるのでしょうけど。ところでいくつダウンロードされたら世界記録なのでしょうか。

すでに登録受け付けは始まっていて、国ごとの登録者数を地図で表示しています。ただ、地図で各国を色分けすると領土問題のあるところでもめるわけで、日本だと北方領土がどうとか、竹島がどうとか、なぜか対馬が韓国領扱いにされていたりとか、無駄に問題を作っているよなあと思いますね。

今月中に正式リリースが始まるので、早い目に登録しておくのがよしかと思います。とはいえ、こういうイベントがあると、アクセスが集中するのは目に見えていますから、モジラ側がどれだけサーバを増強しているかが気になりますね。ダウンロード開始後いきなりサーバが落ちてしまったら、しゃれにもなりませんから。

Firefox 3ですが、ベータ版くらいから使い始めていて、いまもRC版を使っています。拡張がなかなか追いついてくれないのですが、表示能力や速度はかなり高くなっていて、使い勝手という部分ではいちばん手になじむブラウザとなっています。IEでしか見られないサイトもあるので、一部は併用することになりますが、基本はFx3です。はやく正式版が公開されないかな。

2008年3月29日 (土)

なぜなぜ? Mozilla×Safari

これはさすがにアップルがダメでしょう。でも、シェアの2番手以下がお互いに足を引っ張っても、トップシェアの利になるだけで、競争的にはマイナスの効果なんですよね。

発端は先週公開されたSafari 3.1が、「Apple Software Update」で、iTunesを導入しているユーザー (Safariは入っていない) にもセットアップさせようとする設定になっていたこと。アップデート対象の選択肢にSafariが現れ、初期値でインストールするように設定 (切り替えは可能) になっていたため、押し売りや抱き合わせと受け取られても仕方がない状態となっています。

これに正面からかみついたのが、モジラのJohn Lilly CEO。もっとも、Firefoxをはじめとするモジラ製品の自動アップデートの優秀性を強調するための批判でもあったようですが、マイクロソフトの実質的な1社独占状態にあって、2番手と3番手が表立ってけんかするのは、どちらの利にもならないでしょう。

日本の関連団体である「もじら組」のブログでは、こういったエントリーもありました。中の人の私見であり、モジラやもじら組がどう考えているかとは別の話だというのは理解の上で。

4番手のOperaまで敵に回すのか。

IEに対抗するために協調路線を取っていってほしい各社なのですが、思惑はなかなか一致しないようです。IE4とNetscape4のブラウザ戦争のときには、熾烈な競争の中でブラウザの性能が飛躍的に向上したということがあるので、2番手以下が足の引っ張り合いをせず、IEと競争できる体勢になってほしいと思います。現状、IEが競争相手だと認識しているのはOperaでもSafariでもFirefoxでもなく、W3Cの標準だというのは、何か違うような気がしますから。

2008年3月22日 (土)

IE8、Firefox3、Safari3.1――ブラウザ続々バージョンアップ中

新しいSafari (Windows版) は日本語も表示できます。これ重要。

自分、ブラウザだけは、新しいのが出たらすぐインストールしてしまう変な人です (笑) 。

リンク張りすぎ (汗) 。3つぶんのニュースを1つにまとめるのは、無謀だったか。

これだけ多様なブラウザが出て、それぞれに得手不得手 (というか、サイトとの相性) があると、使い分けの問題も出てきます。正直なところ、ブラウザを使いたいのではなくて、サイトの内容を見たいわけですから、どのブラウザでも正しく表示されるように構築するのが当然であり、ある意味義務でもあるわけですが、ウェブ開発者とすればそれは無茶な要求でもあるわけです。

とはいえ、3社とも (あげませんでしたが、Operaも同様でしょう) 、ひとつの方向性を目指しています。それは「ウェブ標準」。かつてInternet ExplorerとNetscape Navigatorの間で起こったブラウザ戦争のときには、両社が独自の拡張を繰り返し、Netscapeが消えたあとも「IEでしか表示できないページ」が多数残りましたが、IE8でそういったページが一掃されるはず。本当に一掃されてしまうと、また別の問題が起こりそうですが、それは時間の経過とともに解決していくものでしょう。

IE8は仕事での評価用に少しだけ使いました。仕事絡みでIE7で発生した問題がIE8で解決していないか見てみたのですが、その部分については変わっていないですね。Firefoxは現在常用しているもの。対応しているプラグインが少なく、そのために使い勝手は落ちましたが、処理速度や複雑なページの解釈など、よくなっている印象はあります。ベータ5も近々公開されるとのことで、期待しています。

Safariは正式版が公開され、ベータ版で問題となった日本語表示が改善されました。メニューも日本語になっています。少し使ってみたのですが、WindowsとMacintoshの流儀の違いが出ている部分もあります。端的にはメッセージボックスなのですが、Windowsなら「OK」や「はい」が左、それに対してMacは右になるのですが、SafariのWindows版はMacと同じ配置になっています。見た目のMacっぽさは気にならないのですが、ボタンの配置が逆というのは混乱を起こしますし、ここはすぐに書き換えられそうなところだと思うのに、もったいない仕様だという印象を受けました。

2008年3月 8日 (土)

IE8のベータ版、標準準拠モードとIE7互換モードを切り替え可能

まだIE6の人も多そうなのに。これは7を飛ばして8がメインになるかもしれませんね。

IE8の売りの機能はいくつかあるようですが、ウェブ標準への準拠に向けて舵を切ったのが最大の変化でしょう。もともと、Internet ExplorerとNetscape Navigatorが熾烈なシェア争いをしていた1990年代に、両陣営が新しい技術をウェブに組み込み、シェアを奪ったIEの技術が、デファクトスタンダードとして残っているのが現状です。「ウェブ標準」は後追いで機能を強化していったため、IEには対応していない部分もあり、結果 (シェアのある) IEにあわせるページが多く、標準が標準になっていないという事情もありました。

IE8が普及すれば、これから構築されるサイトはウェブ標準に従って作られるでしょうし、すでにウェブ標準に準拠しているFirefoxなどの他陣営にも朗報といえるかもしれません。ただ、サイト構築側は、「IEで見えればいい」から「各種ブラウザへの対応」が要求されることになるかもしれず、チェックが大変になるのかもしれません。標準に準拠したページを作っても、最終結果は確認する必要がありますし、表示がダメでもブラウザのバグだと切って捨てることもできないでしょうから。

互換性のために、「標準準拠モード」「IE7互換モード」「IE5互換モード」の切り替えができるようです。IE6 (5とほぼ同じ) とIE7で表示が違う、という不満もありました (サイトの問題であって、MSにいうのは筋が違うような気もします) が、この対応である程度は不満が解消されるかもしれません。その他、速度面などを含めていろいろな改良が加わっているようで、試してみたいのは山々なのですが、家にも会社にも余剰のマシンがありません……。

2008年2月14日 (木)

「フォクすけ」紹介キャンペーン、ぬいぐるみほしさに参加しました

フォクすけ、ギザカワユス (ぉぃ) 。ぬいぐるみがほしいのですが……こうですか? (ページ左側参照)

早速、フォクすけぬいぐるみがもらえる!Firefox 紹介キャンペーンに参加してバナーを貼りました。ちなみに私が使っているFirefoxは家では3 beta3、会社では (まだ不安なので) 2.0.0.12となっています。3のほうは、まだ拡張がそろっていないので使いづらくなってしまう部分はあるのですが (Yahoo!とGoogleのツールバーが対応待ちなのが痛い) 、基本的な部分は十分使用に耐えます。

さて、キャンペーンですが、知人や家族にFirefoxを勧めるのと、バナーを貼って紹介するのと2通り。前者は証拠写真を撮らないといけないのが面倒なので、後者にしました。もっとも、そういう人は多そうですから競争率は高そうですね。ちなみに10人以上に勧めると、無条件でぬいぐるみがもらえるそうですから、これに挑戦するのも悪くないかもしれません (自分には無理っぽいけど) 。

ウィキペディアの「フォクすけ」の記事も、実質私が最初に執筆しました。この辺のことも加味してくれれば、ぬいぐるみの1つは私の手に……というのは甘過ぎですね (笑) 。

PS. タイトル、やっちまった……。フォクすけを紹介してどうするんだと小一時間。でも、おもしろいのでこのままにしておきます。

2008年1月30日 (水)

Firefox、フィンランドではシェア45%に

欧州全体では28パーセント。オープンソースの国民性もあって、日本や米国よりシェアを伸ばしているようです。

もはやInternet Explorer (IE) とFirefoxの2強となっていますが、蚊帳の外にされた形のOperaも反論。WIREDからのリンクにありますが、「何でロシアを無視するのさ?」ということです (ロシアでのOperaのシェアはFirefoxのそれを上回っている) 。

調査のあった中でのヨーロッパの平均シェアは28パーセント、ちなみに@ITの記事によると、日本は10パーセントを少し超えるくらいとの推定値です。このあたりの差は、オープンソースを好み、米国 (欧州から見ればライバルでもある外国) の独占企業であるマイクロソフトに反発する国民性があると考えられるようです。

日本の国民性は、強引にまとめてしまうと「長いものには巻かれろ」「タダより安いものはない」ですから、もともとシェアがあり、PC購入時にプレインストールされているIEが強くなります。ただし環境が変わることを極端におそれ、IE7への移行はなかなか進みません。2週間後にはWindopws UpdateでIE7への置き換えが日本でも始まりますが、何らかの混乱はあるでしょうね。

おまけで、米国の国民性は、これもわかりやすくしてしまえば「USA as No.1」ですから、自国の製品を使うのでしょう。ただしIEもFirefoxも米国生まれ。Operaはノルウェーですから、かなりシェアはないのではないでしょうか。

シェアの高いフィンランドやポーランドで、IEのシェアを逆転するようなことがあれば、大きなニュースになりそうですし、そうなればさらにFirefoxが広まるきっかけにもなりそうです。どんなジャンルの製品であれ、競争があってこそ発展していくわけで、そういう意味でもFirefoxにはがんばってほしいと思います。

2008年1月 3日 (木)

Netscape Navigatorがサポート打ち切り

ずっとIEは使わない派 (現在はFirefox派) だったのですが、このニュースは寂しいですね。

今年最初のエントリーが、サービス終了の記事になってしまいました。記事を検索していて、10年前のINTERNET Watchの記事がヒットし (ネットスケープ社が「Netscape Navigator」の無償配布開始 : 1998年1月23日) 、諸行無常という言葉が頭に思い浮かびました。

この間バージョン9を出したばかりだったのですが、IEはもちろん、Firefoxに奪われたシェアを回復するには至らず、撤退という方向になったようです。バージョン4がシェアのピークだったと思いますが、このときでもCSS対応などのまずさが指摘されており、IEにシェアを奪われたあと、バージョン5を出せず、6以降が迷走したのが致命的でした。Netscapeがやりたかったこと、やるべきだったことはFirefoxが引き継いでおり、2003年にMozilla Foundationが設立されたときに、Netscapeブラウザはその役割を終えていたのかもしれません。

スラッシュドットジャパンでのタレコミによると、2007年現在のブラウザの世界シェアは、IEが77パーセント、Firefoxが16パーセントという調査結果もあります。今年はさらにこの差が縮まると思われ、かつてNetscapeとIEが演じた「ブラウザ戦争」の再来の予感がします。競争があると機能向上が加速されますので、シェアが近づいて、競争が過熱するのは歓迎ですが、どのような形でのシェア争いが見られるでしょうか。

2007年12月26日 (水)

Mozilla、「ブラウザとオンラインの統合」目指すWeaveプロジェクト

Forefox 3が必要ですが、すでに利用しているのをいいことに早速登録してみました。

Weaveは、マイコミでは「クモが営巣すること」と訳しています (Web=クモの巣とかけたのでしょう) が、「織る」「紡ぐ」のほうがきれいな気がします。Dreamweaver (夢織り人) という製品もあるわけですし。

「ブラウザとオンラインの統合」として、やってほしいことは1つあります。ブックマークを自動的にオンライン上で管理して、バックアップ代わりに使えるようなものです。ちょうど、このブログを書いているPCをリカバリーしたところなのですが、ブックマークのデータを消してしまい、1から作り直しになってしまったばかりなので。

ただ、それ以上のことというと、難しいですね。メールソフトも巻き込んで、アドレス帳やメールデータをサーバー上に置く、というのは考えられますが、すでにGmailが実現しているわけですし、やり方をうまく考えないとセキュリティの大問題になります。そのほかでいうと……うーん。思いつかない。

登録してみましたが、まだ具体的なサービスが始まっているわけでもなく、すぐに何かできるという状態ではないようです。Firefox自身もまだベータ版ですし、Weaveとともに成長していくのでしょう。一人のユーザーとして、期待したいと思います。

2007年11月23日 (金)

「Firefox 3」β版を使ってみました

β版として、総じてよさそうです。早く正式版になって、拡張が出そろわないかな。

Gecko 1.9レンダリングエンジンに対応し (Firefox2はGecko 1.8) 、200万行のコード修正と11000か所のバグ改修を行ったという、大型のプロジェクトです。いま、私が関わっているプロジェクトと比べて、コード量もバグの数も2桁以上違いますから、その規模がどれほどのものか、正直想像もつきません。開発期間はFirefox3も自分のプロジェクトも同じくらいですから、人員が2~3桁違うんでしょうね。

そしてユーザーとして、実際にインストールしてみました。基本的な使い勝手はFirefox2を踏襲しており、以前からFirefox使いだった自分にはほとんど違和感はありません。拡張機能が使えず、Yahoo!・Google・mixiのツールバーがないのはかなり困っていますが、それ以外の部分についてはだいじょうぶです。

高速化とメモリ使用量の最適化がなされたということですが、実感するには至っていません。このあたりは使い込んでいくごとに、少しずつ気づいていくのかなと思います。レンダリングの改善も、ほとんど気がつかないのですが、「ちょびリッチ」(ポイントサイト) がFirefox2では乱れていたマウスオーバーの表示が、Firefox3で正しくなっているのには気がつきました。おそらく他のサイトでも改善が見られるのでしょう。

不安定ということもなく、新しもの好きで、拡張が一時失われる不便さを我慢できるなら、インストールして悪いことはないといえます。このまま使い続けて、正式版がリリースされるのを待ちたいですね。

2007年11月13日 (火)

遅くなりましたが……Flockを使ってみました

「Web2.0時代のブラウザ」というふれこみ。どこまで使えるのか、遅ればせながら試してみました。

ブラウザとしてはFirefoxをベースとしており、Firefoxユーザとしてはうれしい感じです。RSSリーダー機能が内蔵され、YouTube、Flickr、TwitterなどのSNSや動画投稿サイトなどへのブックマークが初期登録されており、画像アップロードやブログエディタの機能などもついています。

残念なことに、私がアカウントを持っているサービスが登録されていないため、使い勝手などは確認できませんでした。日本語版は出ていませんが、日本限定のFlockもあればいいのにと感じますね。

いま、会員制サービスで大手といえるのは、mixi、ニコニコ動画、はてな、Yahoo! オークションあたりでしょうか。このあたりのサービスが簡単に利用できるようになり、ブログリーダーと2ちゃんねるブラウザがつけば、日本限定Flockとして最強かな。

……誰か作りませんか? え、お前がやれって? (汗)

2007年11月11日 (日)

IEのActiveXクリック起動が再び解消される

この仕様変更は開発現場でも悩まされました。最初、IE側にバグがあって、ActiveXが使えなくなったんですよ。

仕様変更の理由は特許問題で、HTMLで記述した内容によって、ブラウザ上で他のプログラム (この場合はActiveX) が自動的に起動することがEoras社の特許権侵害となる、というものに対する回避策でした。つまり、ユーザのクリックを強制させることで「自動的」ではなくなる、という理屈ですね。

まあ、どう考えてもダメな仕様だったわけですが、ようやく元に戻してもらえるようです。もともと特許問題で、MS側もやりたくないことを嫌々やらされていたわけですし、和解に至ったのなら当然元に戻りますよね。

で、冒頭にも書いたのですが、実装を変更したときにバグがあって、クリックすると埋め込まれたActiveXの中身が消えてしまうことがありました。一太郎などの弊社製プラグインはこれで全滅して、社内の運用 (当然、一太郎や三四郎のファイルが流通しています) が混乱し、開発やネットワーク管理の現場は対応に追われました。MSにも原因を問い合わせており、数か月後にはバグが改修され、ようやく落ち着きましたが、とんだとばっちりでした。

ということで、元に戻るのは歓迎しますが、今度は混乱のないようにしてほしいです。

2007年10月18日 (木)

Netscape Navigator 9がリリース

リリースされましたが、シェア回復をどれくらい期待しているのでしょうか。自分も職場では同じような境遇 (一太郎の開発チーム所属) ですし、気にはなります。

4までつけられていた「Navigator」の名称が復活しています。Firefox 2.0をベースに作られており、Firefox用の拡張機能も使えるようです。英語版のみの提供ですが、有志による日本語化パッチが提供されており、メニューなどを日本語で表示できるようになっています。

インストールだけしてみましたけど、Firefoxで十分なんですよね。FirefoxとInternet Explorerを使い分け、たまにOperaを使うかなという程度なので、Navigatorの使う余地が全くないというか、Firefoxの劣化版だという印象しかなかったりします。

昔 (10年くらい前) は、ブラウザといえばNavigatorだったのですが、すでに歴史になってしまいましたね。その前はNCSA Mozaicですが、さすがにその時代はほとんどわかりません。大学で使っていたんですけど、よくわからずにウェブサーフィンをしていました。

正直なところ、Navigatorの復活の目はほとんどないのですが、まだがんばるのでしょうか。そうだとして、開発を継続する目的は何なのでしょうか。開発リソースはMozillaに預けたわけですから、Netscapeとしてのブラウザの必要性はなくなっていると思うのですが。ほか、Mozilla経由の独自路線ではSeaMonkeyという製品もあるのですが、素人目には同じようなブラウザが3つもあることで、ただでさえ少ないシェアを取り合う形になり、わざわざ苦しんでしまっているという印象も受けます。

いろいろ思惑はあるのでしょうが、Mozillaベースである、Mozilla Firefox、Netscape Navigator、SeaMonkeyが合流して新たな開発体制を組んだほうが、開発側にも利用者にもうれしいのではないかと思いました。

2007年10月 8日 (月)

Microsoft UpdateでIE7を誤配信

金曜日 (2007/10/5) にIE7の自動更新の通知が来ていて、「ついに始まったか」と思ったのですが、欧米向けの配信を日本にもやってしまったということのようでした。

原因は「何らかの操作ミス」であり、マイクロソフトのお詫びの文章にもそれ以上の原因は掲載されていません。ですが、普通に考えて、単純な人為ミスにチェックミスが重なっただけのものであり、従来の計画をなし崩しにするような意図はなかったと思われます (そもそも、なし崩しにする意味がないし) 。

自分の場合、業務上複数のブラウザを準備しておく必要があり、共存できないものについては2台のPCにそれぞれのバージョンを別々にインストールしています (IE6と7、Firefox1.5と2.0など) 。そういうわけで、この金曜日に自動更新の通知が来たのですが、たとえこれが正式なものであっても更新を拒否していました。また、このような事情がなければ自動更新を待たずにIE7に乗り換えています。

家のPC (このブログを書いているマシン) はVista機ですから、否応なくIE7なわけで、今回の影響は特になし。本件とは関係ないのですが、どこかでアップデートがおかしくなったらしく、いまだにKB929729のアップデートが成功しません。.Net1.1のアンインストールもできなくなっているし……。

2007年9月19日 (水)

Mozilla 24 のまとめ (かどうか微妙)

無事終了したMozilla 24ですが、レポートの記事やブログが出始めています。

開催前の記事も入っています。順不同で取り上げたので、どれが開催前かわかりづらくて申し訳ないです。

ニュースとして大きく取り上げられているのは、やはり著名な研究者が参加したパネルディスカッション。Mozillaはオープンソースプロジェクトですので、オープンソースの将来について語られましたが、単に優位性を喧伝するのではなく、プロプラエタリとの比較の上で、この点はオープンソースが優れているが、別の点では劣っているという形で、客観的な分析が必要となってきているように思います。未来を語るのでも、オープンソースの考え方が広まるために必要な前提としての未来ではなく、未来を予測した上でオープンソースがどのように変化していかなければならないか、という点での議論も足りなかったように感じます。

子供たちのアイデアを紹介するイベントもありました。経験を重ねると、できることできないことが判断できてしまうがために、発想が硬直化してしまう部分があるので、子供の自由で柔軟な発想は時としてためになります。ただ日本の場合は、「ドラえもん」が偉大すぎて、子供の発想もひみつ道具に影響されてしまう部分があるんですよね…… (笑) 。でも、子供たちには今回の発想を大事にしてもらって、自分たちの手で実現させるくらいの気持ちを持ち続けてもらいたいものです。

全体として無事に、無難に終了したといえるのでしょうが、社会に与えたインパクトは弱かったかなと思います。といっても大規模にやればいいというわけでもなくて、企画や公報の部分も含めて、全体的な質を高めていくことで、注目度を上げることができると思います。年1回などのペースで定期化していけば、回を重ねるごとに注目されていくでしょうから、次回以降にも期待したいと思います。

2007年9月15日 (土)

ブラウザ≠Internet Explorer、なのだが

「統計で嘘をつく方法」を思い出しました。Firefox使いの自分には「ふざけるな」的な調査結果です。

記事とプレスリリースを読めばわかりますが、対象は育児支援ポータル「こそだて」の会員で、男女比がほぼ1:3。質問は家庭で使用しているPCについてのものです。この中にある、「ブラウザの表示で、文字サイズの設定は?」という設問への回答で、「最大」と答えた人が55パーセントを占めたということでした。

文字サイズを「最大」~「最小」の5段階に設定するUIは、Internet Explorerに特有のものです。Windowsでのブラウザしかわかりませんが、少なくともFirefox、Opera、Safariは、表示サイズをもっと細かく指定できますし、切り替えのUIも違うものです。それを、IEを使っているのが前提であるかのごとく質問してしまうのは、アンケート作成者の失策でしょうし、統計結果の信頼性を揺るがすことにもなりかねません。

母集団も偏っていますが、「誠」では「家庭で使用しているPC」という形で一般化しています。アンケートを採ったサイトの性格上、子育て中の家庭が多くなってしまいますが、「家庭での」というのであれば独身者、子供のいない夫婦、子育てが終わった熟年夫婦など、もっと広い範囲で回答を得るべきでしょう。

で、いちおうアンケートの内容に踏み込んでおきますと、実家はIEの文字サイズを「最大」にして使っています。両親は団塊の世代の人間ですので、PC上で小さい文字を追いかけるのは慣れておらず、大きな文字で読みたいということなのでしょう。そのあたりを考えれば、IEでも「最大」よりも大きな表示が必要なのかもしれません。

ちなみに、FirefoxやOperaは、通常の2倍以上といった極端に大きな文字サイズを設定できますし、かなり融通が利きます。文字サイズで不満があれば、IE以外ののブラウザを使うような選択肢もありますよ。

2007年9月10日 (月)

Firefoxが4億ダウンロード、そして今週末はMozilla 24

もちろん、4億人が使っているわけではないのですが、かなり広まってきたようです。

4億というとかなりの数になるわけですが、これは1.0からのすべてのバージョンを累計したもの。1.0.0~8、1.5.0.0~12、2.0.0.0~6まで、合計 (9+13+7 = ) 29バージョンが出ているので、単純に割り算すると1バージョン当たり1380万件。さすがに全ユーザーが全バージョンをダウンロードしているとは考えられないので、この何倍かになるとは思いますが、実ユーザーの数は数千万人といったところでしょうか。

マイクロソフトによると、現在のWindows PCの総台数は10億台だそうです (@IT 2007/7/27より) から、「ブラウザ戦争」といえる状態になるには、FirefoxがインストールされたPCが1億台の大台には乗っていたいですね。

そして、「Mozilla 24」が今週末、9月15~16日に迫ってきました。

公募していた (たまご915のIT道中膝栗毛: Mozilla 24、イベント公募開始) イベントは、日本国内だけで4会場 (三田・九段・渋谷・京都) となり、かなり大がかりなものとなるようです。詳細はMozilla 24の公式ページを参照ください。すでに事前イベントも始まっており、参加型のイベントとなっています。

自分は口も手も出せないし、ほとんど参加もできないのですが、Firefoxユーザーの一人として、応援したいです。ただ、あまりマニアックなものになりすぎてしまわないかだけが心配です。オープンソースなので、開発者寄りになってしまいがちなところがあり、一般ユーザーのことがどれだけ視野に入れられるかが、この手のイベントの成否を決めるところなのですが、舵取りが難しそうですね。

2007年8月19日 (日)

Operaに脆弱性、修正版9.23を配布中

Mozillaが提供した、「JavaScript Fuzzer」で発見されたとのことです。

JavScript Fuzzerというツールは、フォーム経由などで送られるフィールドとデータの組み合わせを、あらゆる組み合わせで試すことができるテストツールといえると思います。アプリケーションソフトの試験ではテストケースを作成し、すべてを確認することが必要になりますが、このツールを使えばテストケースの作成や実行の手間を軽減できることが期待されます。

MozillaはこのツールをOperaを含む各社に提供しており、今回の脆弱性はこれによって見つかりました。JavaScriptを処理する際の問題であり、この脆弱性をついたページを閲覧するだけで任意のコードが実行される可能性があるということです。

Operaを利用している皆さんは早めの対応を、ということになるのですが、携帯電話やゲーム機に組み込まれているものについては問題ないのか、問題があるとしてどうするべきなのか、情報は出ていましたっけ?

2007年7月21日 (土)

シェアでFirefox2 > IE7@欧州

日本のFirefoxユーザーは (私も含め) 異端児扱いなのですが、ヨーロッパだと4人に1人がFirefoxユーザーだという状況になっています。

国によってはFirefoxユーザーの割合がもっと高いところもあり、スロベニアでは47.9%となっていますから、もはやIEの一人勝ちの状況ではなくなっていることは間違いなく、新たな「ブラウザ戦争」が勃発したという言い方もできるでしょう。

翻って、日本ではどうか。今回の仏XiTiの調査では出ていないものの、昨年3月時点で4%にとどまっていたという報告もあります。1年余りで増えてはいるでしょうが、10%に届いているかどうか。これはいろいろな理由があるでしょうし、経営学やマーケティングの見地からもいろいろな意見が出ているだろうと思料します。

間違いなさそうなのは、日本では消費者も横並び意識が強く、マーケティング用語でいえば「アーリーアダプター」が少ないということです。現時点でFirefoxを使っているのがアーリーアダプター層に限られているとすれば、次の段階、つまり「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」にどのように普及させるかということになろうかと思います。

先に書いたように横並び意識が強いですから、Mozilla側が「欧州ではFirefoxのシェアはIE7以上になっている」といった情報を積極的に宣伝すれば、響くものはあるだろうと思います。あるいは、人気タレントにFirefoxを使わせましょうか (爆) 。

2007年7月19日 (木)

「+Lhaca」「Firefox」脆弱性を改修

とりあえずは安心。攻撃者も見つけられていないだけで、ほかにもまだあるのだろうとは思いますが。

+Lhacaのほうは、最終の修正版 (バージョン1.23) が7月1日に暫定公開されていましたが、正式公開となったことが7月18日付けの「窓の杜」で報道されています。あわせて別バージョン (通常版および機能拡張版) もバージョンアップしていますが、これらには同様の脆弱性は存在しておらず、機能拡張 (不具合改修) に伴うものとしています。

6月26日に脆弱性が発見され (たまご915のIT道中膝栗毛: 日本製圧縮展開ソフト「+Lhaca」にゼロデイ脆弱性) 、翌27日には暫定改修版が出ていましたが、新たな脆弱性と不具合が見つかっており、少々ばたばたした面もありました。個人開発のフリーソフトということでやむを得ない部分もあるとは思いますし、「暫定」としていたのはばたばたする可能性を想定していたのでしょう。

Firefox (バージョン2.0.0.5) は、7月11日に発覚したIEとの組み合わせで発生する脆弱性 (たまご915のIT道中膝栗毛: FirefoxとIEの組み合わせで重大な脆弱性) を含む8件の脆弱性を改修しています。Firefox側の改修なので、IEと別の何かの組み合わせで発生しうる問題については対処していません (というか、Firefoxからは対処不能) 。この点についてはIE側からも何らかの改修が必要ではないかと思われます。8月の定期アップデートで間に合うでしょうか。

それぞれ、速やかに最新版にアップデートすることが求められます。Firefoxは自動アップデートがありますし、手動でも「ヘルプ - ソフトウェアの更新を確認」で最新版にアップデートできます。

2007年7月12日 (木)

FirefoxとIEの組み合わせで重大な脆弱性

これはどっちの脆弱性? 自分は両方のユーザーなので、気になります。

状況は「mozillaZine 日本語版 » Blog Archive » Internet Explorer を使用して Mozilla Firefox を攻撃するセキュリティの脆弱性」が詳しいでしょうか。

FirefoxにURL情報を渡す「firefoxurl://」というURLハンドラに問題があり、このハンドラをもつページをIEで表示すると、自動的にFirefoxが立ち上がり、FirefoxがURLを処理するのですが、このときに (悪意のあるコードでも) そのまま渡されて利用してしまうことで問題が発生するということです。

どちらの脆弱性か、つまりどちらが改修されるべきなのかですが、意見は分かれているようです。ある人はIEの責任であると主張し、別の人はFirefoxの脆弱性であると指摘しています。結局は「両方の問題」であるというのが正しいのでしょうが、果たしてどちらが改修を行うのでしょうか。

いちばんイヤなパターンは、お互いが相手に責任をなすりつけ、どちらも改修パッチを提供しないまま時間が過ぎることで、こうなると被害が大きくなる上に、問題を知りつつ放置したことで両者が非難を免れることはできなくなるのでしょう。ライバル関係にある両者ですし、メンツもあるでしょうが、ヘンな意地の張り合いはしないでほしいですね。

2007年7月 2日 (月)

じわじわとシェアを伸ばすFirefox

国によっては4分の1がFirefoxというところもあり、IEの独占ではなくなっていると見てもよいのかもしれません。

もっとも、世界全体ではIEとFirefoxのシェアはそれぞれ84.66%と12.72%で、まだ7倍の差があります。IE7は全体の27.71%ですので、急速にシェアを伸ばしているのがわかります。

米・加・英・豪・独・仏・伊・白・蘭の9か国については、国別のシェアも発表されています。それによると、Firefoxのシェアは、ドイツで26.69%、オーストラリアで26.32%と、4分の1を超えている国もあります。その他の国でも世界平均を超えているところがほとんどですので、集計に出なかった国 (日本も含みます) でのFirefoxのシェアが非常に低い状態にあることが推測されます。

mixiで「Firefoxを普及させるにはどうすべきか?」という提案があったことがありました。IE7とFirefoxの比較だと、どちらが優れているかの答えを出すのは難しく (IE6との比較なら「タブブラウザであること」の1点でFirefoxに軍配を上げたのですが) 、最終的には使う人の好みの問題に帰結すると思います。Firefoxについていえば、普及のための活動が裏目に出ている部分もあるので、無理に普及させようとするのではなく、まずは存在を知ってもらうのが最重要課題なのかもしれません。

9月に日本で「Mozilla 24」のイベントが行われるので、Firefoxの知名度を高めるよい機会だと思うのですが、どうも世間の反応は薄いみたいですね……。

2007年6月19日 (火)

なぜ? Mozilla vs Safari

どう考えても、2社は協力してIEのシェアを崩すべきでしょう。IE以外の22パーセントのシェアを奪い合ってどうするのかと。

日本の携帯電話で、auとソフトバンクがお互いをつぶし合っているような状況を想像してください。どちらかに肩入れしていても、「相手が違うだろう」と思わないでしょうか。今回のアップルの戦略は、まさしくこの構図と同じものに感じられるのです。

発端はアップルのシェアの目標。IEが78パーセントを占める現状 (Safariは5パーセント) から、残り22パーセントをSafariのシェアとするような目標図を示したことで、切り捨てられる側となったMozillaが噛みついたというものです。ただ、Mozilla陣営も、2大ブラウザ論を批判していますが、Safariがいなければ自分たちが「2大ブラウザ論」を実現しようとしていたわけで、批判の方向としては首をかしげたくなります。

私の勤め先でも、自社製品のアプリケーションで作成したファイルをブラウザ上で表示できるよう、IEとNetscapeに対してはプラグインを作成しています。ブラウザの種類ごとに対応していかないとならないので、あまりブラウザが増えるのは困ると思うのですが、現状のように4分の3が1社のブラウザで占めるようなゆがんだ状況も何とかならないものかと思います。

IE、Firefox、Safari、Operaが25パーセントずつのシェアを持てば、競争も激しくなるのだろうと思いますが、実現不可能でしょう。とりあえずは4社が競争から離脱しない程度のシェア――たとえば全体の半分がIE、その半分がFirefox、そのまた半分がSafari、さらに半分がOpera――を確保して、競争が成立するようになっていればいいのではないかと思いました。

2007年6月12日 (火)

Windows版Safariが公開、でも日本語が……

これはさすがにミソをつけたんじゃないかと思うのですが、なんでこんなに好意的なんでしょう。それがアップル?

IT的には大事件なので、多数のメディアが取り上げています。英語版だからやむを得ないのかもしれませんが、日本語が全く表示できないというのは致命的。日本語の表示を確認しなかったのか、表示できないのはβ版の制限としているのかはわかりませんが、今後製品版が出ても「使えない」という評価が下されても仕方がないと思いました。

そのわりには評価が高いんですよね。「アップルだから」ということなんでしょうね。アップルのUIは洗練されているし、Windowsにはない格好良さというかクールさを持っていますから、(そして判官贔屓も加わって) 支持者からは熱烈な歓迎を受けることになるのですが、ダメなものはダメだというべきではないかと思います。

まあ、いくら格好良くとも、使い物にはなりませんね。日本語が表示されるようになったら、もう一度試してみようとは思いますが。

2007年6月 1日 (金)

Mozilla 24、イベント公募開始

どんなアイデアが出てくるか気になりますが、企画の素人ばかりが意見を出しそうな気もしますね。

4月にこの企画が発表され (たまご915のIT道中膝栗毛: 24時間連続Mozilla! 「Mozilla 24」イベント、企画募集) 、予定されていたイベントの公募が始まりました。

公募になった理由は、公式サイトの募集要項を見れば、何となくわかるような気がしました。企画例を5つ挙げていますが、明らかにありきたりだったり、陳腐だったり、実現可能性がなかったりします。ボツ案をここに出して、あたためている凄いアイデアがあるのかもしれませんが、やはりユーザーに頼らないと24時間分の企画は持たせられないのでしょう (意地悪な言い方をすれば、企画の公募というアイデア自体、ありきたりで陳腐なものなのですが) 。

ユーザーに頼らざるを得ないのですが、そのユーザーがどういう人たちかというと、ギークではあってもクリエーターではない人が多いわけです。応募してくる人も、企画のプロではなく、思いつきで行動する若い世代の人が多くなるでしょう。結論から言うと、ろくな企画が出てくるとは思えず、いくつかは使えるものがあったとしても24時間持たせるのは苦しいのではないか、ということになります。

自分もFirefoxユーザーなので、この予想は外れて、イベントが成功裏に終わってほしい気持ちはあります。ただ、かなり優秀なプランナーを入れておかないと、先行きは厳しいと思います。アイデアが出そろったとしても、応募締め切りから本番まで2か月半しかないので、時間的制約も出てきていますし、大丈夫なのでしょうか。

ここまでケチョンケチョンにいいながら、自分も企画の素人で、出せるものが何もないというのが悲しいんですよね……。すみません。

2007年5月31日 (木)

スタートページはYahoo!が標準

かつては「 ホームページ」という表現だったのですが、使われなくなってきたのでしょうか。

「ホームページ」という言葉ですが、1.ブラウザを起動したときに表示する設定にしているページ (スタートページ) 、2.各ウェブサイトの入り口となるページ (トップページ) 、3.ウェブサイトにあるページ全般 (ウェブページ) 、という3通りの異なる意味があり、混乱の元となっていました。

意味を明確にするために、いずれも使われなくなっているようですが、1.はブラウザの設定では「ホームページ」という表現が残っています。2.も各ウェブサイトの構造で、「HOME」と書かれたリンクをクリックするとジャンプするページですね。3.は「ホームページ・ビルダー」という製品が広めたのでしょうか。誤用とされたものもありますが、それぞれ、根拠はあるようです。

ここでは1.の意味のホームページで、プレスリリース (CNETとZDNetの記事がプレスリリースと同じ文面です) では「トップページ」という表現で統一しています (これはこれで新たな混乱を招くような……) 。6割がYahoo! Japanだというのにも驚きですが、白紙 (設定していない) にしている人がいないのか、カウントしていないのか。

プレスリリースで「使い慣れているから」は消極的理由、と判断した理由がよくわからないですね。よく使うサイト、使いやすいサイトをスタートページに持ってくるのはそれほど不自然ではなく、消極的な理由とはいえないと思いますが。

Yahoo! JapanとGoogleの差ですが、検索だけならGoogleが勝っていると思いますが、Googleは検索だけ、というイメージも強く、ポータルにするには及ばないというところでしょうか。実際にはGMailやGoogle Mapなど、多様なサービスを含んでいるのですが、Googleのトップページのシンプルさもあり、利用者に伝えきれていない面があると思います。その点、Yahoo!はトップページをポータルにして、ほとんどのサービスを一覧できるようにしていますから、スタートページとしては非常に便利なのでしょう。

自分の場合、つい最近まで白紙にしていたのですが、毎日アクセスする必要があるのに、忘れやすいポイントサイトをスタートページに設定しました。会社では社内ポータルのページをスタートページにしています。おもいっきり例外派、ということで……。

2007年5月 8日 (火)

「フランケンシュタイン」モジラの勘違い?

「フランケンシュタイン」って怪物を作った科学者の名前で、怪物の名前ではなかったはずなんですけど……。

「フランケンシュタイン」について、日本語版で誤訳したのではないかと思って原文 (CNET Networksの記事) に当たってみました。それによると、冒頭文は、

The Mozilla Foundation is no "Frankenstein," haphazardly thrown together in open-source development

となっており、やっぱり「フランケンシュタイン」(Frankenstein) は怪物扱いですね。うーん。フランケンシュタインを怪物だと誤解しているのは、藤子不二雄の影響を受けた日本人だけじゃなかったのですね……。

もう一つびっくりしたのは、モジラCEOのミッチェル・ベーカー氏が女性だということ。日本語のほうではわかりませんが、英文ではsheで書かれている部分があります。

ただ、記事のほうは、あまりたいしたことが書かれていないというか、苦しい説明の部分もあるように思いました。脆弱性の比較はどういう基準で285日対9日なのか明確ではないし、Firefoxが支持される理由も当を得ていないように思いました。

Firefoxが支持されているのは、それがIEではないから、というのが最大の理由だと思います。2番目の理由はオープンソースだから。オープンソースだと具体的に何がいいのかはわからなくても、なんとなく公開・共有されているという雰囲気で支持している人も少なからずいるのではないでしょうか。技術的な観点やセキュリティの問題については、IEより確実に優れているといえる部分は……どうなんでしょうね。

2007年4月21日 (土)

24時間連続Mozilla! 「Mozilla 24」イベント、企画募集

「インターネットをよりエキサイティングにする」というテーマが設けられています。どういう企画になるのでしょうか。

自分もFirefox使いなので気になるイベントではあるのですが、9月15~16日に開催するというだけで、具体的なことは何も決まっていないんですね。企画内容は公募も行うということです。

通信網としてのインターネット自体はエキサイティングでも何でもないのですが、そこを流れるコンテンツには、エキサイティングな要素も含まれますし、ブラウザなどのクライアントソフトの見せ方次第で、さらにエキサイティングにもできるでしょう。Mozillaの関わる範囲では、ブラウザなどでの見せ方のほうに力を入れるのではないかと思います。Firefoxには「拡張機能」という仕組みが備わっているので、見せ方の幅を広げるのはMozillaの特徴でもあり、Internet Explorerなどの競合製品に対しての利点でもあります。どういう見せ方をやってくるでしょうか。

米国のプロジェクトに日本が参加するわけではなく、日本からのイベントのようです。9月15~16日という設定も、日本では3連休の土日に当たり、集客を見込めるということなのでしょう。慶応大学のキャンパスを使うということなので、前期末の休暇の時期になったのかもしれません。

Mozillaにしかできない表現を提案してほしいと思う反面、ブラウザでの見え方はどのブラウザでも同じになるべしという大前提もあります (IEでしか見られないページに、嫌悪感を示す利用者もいます) 。両方の矛盾する立場をどうやって調整させていくかというところも気になります。

PS. ほとんど情報が出ていない上に、自分の発想力が貧弱なため、何をいいたいのかわからないコメントになってしまいました。でも、書いたものを捨てるのはもったいないので、このまま出します。すみません。

2007年3月19日 (月)

萌え系? のFirefox

フォクすけはしっぽが「燃えて」いますが、「萌える」ライバルが出現?

萌えキャラなのかロリキャラなのか何なのかわかりませんが、「lolifox」という名前で公開されています。Firefoxと高い互換性を有しており、インストール先は別なのでそれぞれを気分に応じて使い分けるのも悪くないでしょう。

これ、作ったのはどこの人なんでしょうか。日本人ならもっと萌えキャラに特化させそうですし、日本語での公式サイトを用意するでしょう。そういう意味では、日本のアニメ文化に興味を示した外国人なのかもしれない、と思っていますが、うーむ、謎です。

詳しいセットアップ方法も出ていますし、使うのは難しくないと思いますが、やっぱり抵抗感ありますよね……。これと比較して、Firefox日本語版の「フォクすけ」は、アニメ系ですが萌えキャラではなく、ただし動物に萌える人はいるので、絶妙の設定だったのではないかと思いました。

2007年2月27日 (火)

Firefox 2.0/1.5の脆弱性修正

IEだけではなく、Firefoxにも脆弱性が見つかるわけですが、対処されたものがリリースされました。

「IEとFirefoxはどちらが安全か?」という質問はよく出てきますが、比較することの意味はあまりないと思います。どちらも脆弱性を抱えているわけですし、見つかっていないだけで大きな不具合が潜んでいる可能性もあります。その可能性は、使われていないものほど、高くなっていると考えられますから、一概にIEは脆弱性がいくつも見つかっていて危険だ、とはいいにくい部分もあります。

IEは月1回しか更新しないけれど、Firefoxは発見ごとに対応してくれるという意見もありますが……。Firefoxの前回のアップデートは2か月前ですから、IEのほうが更新のサイクルは早いともいえるわけです。できるならば、Firefoxももっと迅速に対応してほしいとは思いますが、試験の工数などを考えると、これでぎりぎりなのかもしれません。

話は変わって。私はFirefoxユーザです。なのでこのまま開発は継続されてほしいし、できればIEのシェアに食い込んでほしいと思うのですが、普及活動を行ってまで、というのには賛成できません。IEしか知らないユーザに、Firefoxというブラウザもあるんだ、ということを知ってもらうのはよいと思うのですが、どのブラウザを使うかというのは、使う人の判断に任せたいな、と思っています。

2007年2月16日 (金)

firefoxにクロスドメインの脆弱性

「ブラウザ戦争」のもう一方の陣営であるFirefoxですが、脆弱性の報告が続いています。2月8日には、ポップアップ遮断機能やRSSリーダープラグインなどで脆弱性が報告されていますし、今回はブラウザのクロスドメインの問題ということです。

「クロスドメイン」とは、かつてやり玉に挙げられた「クロスサイトスクリプティング」と同様の問題のようです。複数の異なるドメインで同じ情報を共有してしまい、ユーザーからの入力データ (パスワードやクレジットカード番号など) を別のサイトに送ってしまう可能性が発生するようです。

最新バージョンであるFirefox 2.0.0.1だけではなく、Mozillaを含めた最近のすべてのバージョンで現象が確認されているということです。実際の被害は発生していませんが、速やかに新しいバージョンがリリースされることを望みます。

いくつものブラウザを渡り歩きましたが、いまはFirefox使い。開発が止まりさえしなければよいと思っているので、とくに普及活動はしていませんが、普及どころか「布教」活動を行っているユーザーも少なくないと聞きます。日本ではFirefoxのシェアは10パーセント前後なのに対して、ヨーロッパでは20パーセントを超えているということなので、このくらいまではシェアを増やしたい、という考えになるのでしょう。布教はあまりやりすぎると、逆効果なんですけどね……。

2007年2月 9日 (金)

Firefox "Gran Paradiso" α2

「3.0」といわれている、Mozilla Firefoxの "Gran Paradiso" のα2版がリリースされました。

とはいうものの、英語版で評価版、しかも現在使っている拡張機能が対応できるのかわからない状態ですので、手が出せないですね。β版になるまでは待ちかな。

実はブラウザマニアで、普段はFirefoxを使っていますが、インストールしているブラウザは何種類もあります。Internet Explorer、Mozilla、Opera、Netscape、SeaMonkey、……ってメジャーどころばかりですか。マニアならw3mとかLynxくらいは入れてないとダメですかね。(^^;)
あ、一時期JustViewを使っていました。これはジャストシステムの黒歴史かもしれません (笑) 。

閑話休題。原稿の最新版である、Firefox2.0の正式版がリリースされたのが2006年10月。1.5が2005年11月、1.0が2004年11月ですから、ほぼ1年おきのバージョンアップとなっています。この流れで行くと、今年の秋頃には3.0が正式リリースとなる運びですが、どうでしょうか。

何が変わったかというと……よくわからない。(汗)
レイアウトエンジンと描画速度が改善され、アプリケーション実行環境が標準化された (Web Apps 1.0 への対応) などがあるらしいですが、見ていないだけに何ともいえないですね。

個人的には、ページの内容が正しく表示されて、セキュリティの脆弱性がなくて、これまでの資産 (拡張機能や記憶させたパスワード情報など) がそのまま使えて、それで軽快に動けば問題ないのですが。