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電子マネー

2008年9月28日 (日)

複数の電子マネーが使える自動販売機が登場

電子マネー、一度使うと便利さを実感します。自分もEdy・Suica・ICOCA、そして電子マネーではありませんがローソンパスのクレジット機能を使っており、現金を使わなくてもよいということには恩恵を受けています。

飲料の自動販売機でも、EdyやSuicaに対応したものはありますが、複数の電子マネーに対応したものは見たことがありません。技術面・コスト面の問題があったようです。今回のプロジェクトで、複数の電子マネーに対応した電子マネーリーダー・ライターが実用化されるので、それを用いた実験的な性格も大きいようです。

自動販売機は小銭を使うシステムなので、利用者は小銭を持ち歩いたり(お釣りで)かさばったりするデメリットがあり、運用側も自販機荒らしへの対策が必要など、問題点がありました。電子マネーはそれらを解決する手段ではあるのですが、使い勝手やコストなどが別の問題として発生します。

今後は、複数の電子マネーに対応といっても、どの電子マネーで支払うのかの選択が複雑になって戸惑うという問題も発生するかもしれません。自分も機械音痴なほうですし、お金が絡むわけですから、誤操作のためにお金は取られて商品が出てこなかったら、とか考えて心配にはなります。電子マネー対応の自動販売機が増えるのは歓迎ですが、UI部分の洗練は望まれますね。

ところで、参加企業の中に、最大手 (だと思う) のコカコーラが入っていないのが気になります。コカコーラの自動販売機は独自の電子マネーシステムを構築していますが、こちらに合流することはないのでしょうか。

2007年11月 9日 (金)

モバイルSuicaで不正利用、被害額は1000万円

ここまで被害が大きくなるまで気づかなかったのか、そして防げないものだったのか。単純にセキュリティの問題ともいえなさそうですが、検討してみます。

盗難やスキミングなどで、不正に入手したクレジットカードの情報をモバイルSuicaに登録することができたようです。また、モバイルSuicaはJRの運賃だけではなく、商業施設やホテルなどでも利用できるため、被害が拡大したという側面もあるようです。被害総額は1000万円ですが、なかにはひとりで300万円の被害があった例もあるとのこと。

クレジットカードは、番号と有効期限だけの登録となっていたわけですが、このパターンで登録しているサービスは比較的多いように思います。暗証番号の入力が必須になってくるかもしれませんし、その他の何か (登録者名? これもあやふやですが) で紐付けする方法も考えるべきなのでしょう。

そして、万が一不正に登録されたときも、被害を軽減させるために、利用額の上限を設定する、怪しい使い方があったときは本人に問い合わせるなど、何らかの対策が必要でしょう。このあたりの対応が抜けていたことが、被害額を大きくする結果につながってしまったと思われます。

利用者が取れる対策は、何かあるでしょうか。もちろん、「使わない」「登録しない」というのが最善の対策ですが、利便性を捨ててしまうわけで、対策としては後ろ向きすぎるかな、とも思います。作る側も使う側も、利便性とセキュリティの間で悩んでいる、というのが実情なのでしょうね。

2007年7月10日 (火)

ANA、年内にSKIPサービスに全面移行

ITmediaのスクープ。でも慣れない客には逆に使いづらそうな気も……。

ANAが就航している中では、徳島が一番最後になるかもしれません (ANAといっても、中日本エアラインを承継した中部便しか就航していないため) 。自分は恩恵はなかなか受けられないと思いますが、すべてを非接触サービスに移行するというのは英断だと思います。

Edyを搭載した会員カードか、携帯電話の会員用アプリ、あるいはANA会員以外は紙に印刷したQRコードを利用します。いずれも、改札では「かざす」ことで搭乗できるようになるということで、いままでの「搭乗券を機械に入れて半券だけ受け取る」改札とは大きく異なってくるので、戸惑うところもあるかもしれません。

9月から松山で試験を開始し、年内には全空港で採用するとのこと。今後はSKIPサービス専用 (投入口なし) の改札機も登場するということですが、他社の改札と共用しないのでしょうか (そもそも、もともと共用していなかった?) 。

ANAだけではなく、JALやスカイマーク・エアドゥなどの航空各社、あるいは鉄道 (SuicaやICOCAで始まっていますが) なども切符の非接触改札が全面導入されれば、自動改札が導入されたときのように大きなパラダイムシフトになります。私が子供の頃、初めて自動改札に切符を通したときには、なんだかよくわからないのですがうれしくなってしまいました。ICOCAを初めて使ったときも「格好いい」と思いましたし、また新たなテクノロジーにわくわくさせられますね。

2007年7月 3日 (火)

インテルなど、シニア向けPCの仕様を策定

「シニア向け」というと客が遠ざかるようです。同じものを「ユニバーサルデザイン」と言い換えて出せば反響が違いそうですが。

PCの操作に慣れていない、年配の方々を対象にしたものですが、むしろ団塊世代やその少し下あたり (つまり人口が多い世代) を狙ったようにも見えます。この世代は50代後半ですので、「シニア」といわれると「年寄り」と思われたと感じて反発するだろうと思うので、もう少し言い方を考えてもよかったのではないかと思うのです。

「ユニバーサルデザイン」という考え方があります。この場合は、シニア層というよりも障害者などを視野に入れており、障害者にも健常者にも使いやすいものを目指す、という方向になりますが、誰にでも使いやすいという意味では「シニア向け」よりも「ユニバーサルデザイン」のほうが適切な考え方のように思います。結局のところ、操作を直感的にしたり、ボタンを大きくしたりするなど、シニア層でなくても使いやすいものを目指しているわけですから。

もう一つの注目点は、この仕様を策定しているのが、インテル・マイクロソフト・ビットワレットの3社で作る「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」であるということです。ビットワレットが関わっていることから、電子マネー (FeliCa) の利用を前提としており、策定されたPCの仕様も、FeliCaでの電子商取引のための機器として作られた面もあるようです。

電子マネーは歴史が浅いですから、「シニア向け」ということになると、まずその存在を理解してもらうところから始めないといけないということになります。紙幣や硬貨と同じくらい、広い範囲で使えるようになれば、理解も利用も深まると思うのですが、現状だと特定の店でしか使えないクーポン券のようなイメージもありますし、形が見えないだけに不安も残るだろうと思いました。

ウェブサイトのデザインもガイドラインが作られましたが、この通りにサイトを作成すると、サイトに入れられる情報量がかなり限られるように思います。たくさんの情報を与えればよいというものでもありませんが、あまりにも簡潔にしすぎると、かえってわかりづらくなるようにも思うので、バランス感覚が大事そうです。

2007年6月16日 (土)

JR北海道もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━か?

JR北海道もICカードを導入するようです。名前は「Kitaca」。

東日本、西日本、東海に続いて4社目。九州も2009年の導入を目指しており、残るは……四国か。唯一100万都市を持たないJR分社なので、めどが立たなそうですが。

Suica・ICOCA・Toicaの相互利用は決まっていますが、Kitacaとこれらとの相互利用は最初はできない模様。ただし、早期対応を目指すようです。また、札幌市営地下鉄との相互利用もできないということで、もっと便利になる余地は残されているようです。

日本のどこでも紙幣や通貨は同じように使えるのだから、電子マネーも日本全国で共通にならないでしょうか。鉄道系だけではなく、EdyやiDなどの電子マネーも、どれか1種類持っていれば、どこでも同じようにサービスを受けられればいいのにと思います。それぞれのサービスが競合の状態にあって、囲い込みをやっている状況では、全国一律の相互利用は難しいかもしれませんが、要望が高まってくれば動きはあるでしょうね。

鉄道系最大手のSuicaと、非鉄道系最大手のEdyが統合されれば、強力なサービスになります (独占禁止法に引っかかるかもしれませんが) 。その後、他社のサービスを引き込む形で全サービスが相互利用できるようになれば、電子マネーの一本化が可能になりそうです。まだまだ、ずっと先のことになりそうですが……。

2007年5月15日 (火)

ローソンがEdyとQUICPayにも対応

Edyの「おサイフケータイ」を使っているので、これでまた少し便利になりそうですが、まだまだ不便です。

自分が使っている電子マネーサービスはEdyだけなのですが、電子マネーはインターネットとの親和性がよくて、たとえばポイントサイトで獲得したポイントを換金するのに、現金だと銀行口座などにお金を振り込んでもらう必要があったのですが、電子マネーだと直接利用できる形で渡ってくる、という違いがあります。ただ、欠点としては、規格が乱立しているため、使える場所が限られてしまうということがいえます。現金なら日本中どこのお店でも同じように使えるのですが、電子マネーの場合はそうはいきません。

電子マネーの規格統一か、それが無理でも全規格での完全互換が取れるようにならないものかと思います。鉄道系でも5つの規格があり、SuicaとPiTaPa、PasmoとICOCA、TOICAと他の規格の間では相互運用ができません。一般の電子マネーでも、相互運用ができないものが多く、今後の課題になると思われます。

現金がどこでも使えるのだから、電子マネーも現金と同様、どこでも使えるようになるべきなのですが、自社の規格を優位にするための囲い込みが行われている段階で、相互運用はまだまだ先になりそうなのですが……。

2007年3月18日 (日)

PASMO開始で変わる? 切符の買い方

ようやく、東京が大阪に追いつきました。

関西圏ではJRが「ICOCA」、私鉄・地下鉄が「PiTaPa」というサービスを導入しており、すでに相互の共通利用ができるようになっています。冒頭にも書きましたが、遅ればせながら、ようやく東京が追いついたという印象ですね。

徳島では自家用車を使う場面が多いのですが、たまに大阪や神戸に出ると、ICOCAの恩恵にあずかります (無記名のICOCAを使っています) 。これ1枚で関西の私鉄も使えるし、東京でJRにも乗れるので、非常に便利。料金表とにらめっこして切符を買う手間が省けるのは、やはり大きいです。

ただ、ひとつ便利になると、もっと便利になってほしいと思ってしまいます。とくに地下鉄で、どこの駅で乗り換えるのがいちばん早いのかをお知らせしてくれるサービス (携帯電話の画面ではなくて、駅の案内板に掲示してほしい) があるとうれしいし、運賃も経路にかかわらず一番安い運賃をとるようにできないものでしょうか。JRだと、途中駅で降りて切符を買い直したほうが安い例もあるので、そのあたりも自動的に安い運賃に切り替えてくれればと思います。

そして、現時点ではICOCAとPASMOが相互利用できない状態なので、とりあえずは関東・関西の4社間の相互運用、将来的には全国で1枚のカード、最終的には鉄道・バス以外のものも含めたすべての電子マネー機能を1枚のカードでまかなえるようになればよいと思っています。もちろん、セキュリティなどの問題は解決しないといけませんが、ゴールを定めておくことで、技術革新があるのではないでしょうか。