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マイクロソフト

2009年8月13日 (木)

XML関連の特許侵害でMS Wordの販売差し止め判決@米国

特許も判決も内容を見ていないのですが、大騒ぎするほどのことではないでしょう。命令通り販売されなくなる可能性は、限りなくゼロ。

自分の勤め先の主力製品である「一太郎」も、特許侵害で訴えられ、販売差し止めの判決が下ったことがあります。確かに大騒ぎにはなりましたが、控訴審で逆転の判決が出て確定し、店頭から一太郎が撤去されるようなことはありませんでした。

マイクロソフトも、同じように考えているでしょう。つまりは上訴を行い、マイクロソフトは特許を侵害していない、あるいは原告の主張する特許自体が無効であることを主張していくでしょう。あるいは和解による解決を目指すかもしれません。原告であるi4i社もMS Wordを市場から消すことを望んでいるわけではなく、販売差し止めが実際に行われる60日の間に、何らかの形で次のアクションがあるのはほぼ間違いありません。

だいたい、米国も日本と同じく三審制なのだから、一審で何か斬新な判決が出たからと言って、騒ぎすぎですよ。不当な判決だと考えれば当然上訴するし、控訴審までの間に新たな証拠を集めて、判決を覆そうとするわけですから。

2009年6月28日 (日)

MSがWindows 7の価格発表、PC各社は優待アップグレード

ヨメのPCが壊れました。いちおう修理には出しますが、ダメなら買い換えで、でもいまさら「XPがいい」んだそうで……。女心は難しい。

なんだかんだいって、Vistaは成功したとはいえません (個人的にはVista使いなので、あまり認めたくないのですが) から、その次のOSとしてのWindows 7への期待は高まっています。価格を下げ、大規模なキャンペーンを打つことで、Vistaの失敗を取り戻そうとしているのでしょう。

しかし、7,777円 (最廉価版である7 Home Premiumの優待アップグレード) は、かなり意欲的な価格設定ですね。これだとかなり売らないと利益は出ないと思われますが、それだけの自信があるのか、まずは数を出さないとという危機感なのか。ソフトウェアメーカーとしては、MSがこれだけ力を入れてくると、7対応を急がねばならず、余計に大変になってしまうのですが (汗) 。

7のキャンペーンが発表されたことで、XPモデルは、今後いっそう減ってくると思われます。またVistaモデルも、7待ちで買い控えが出るでしょうし、そのための大規模なキャンペーンでもあるわけで、いつ何を買うか、後悔しない決断をするのは難しそうです。

冒頭に掲げたうちのヨメのPCは、修理がうまくいかなければどうするかな。ノートや一体型より、タワーのほうがいいという変わった趣味なので、自作も視野に入れられて選択肢はまだあるのですが……。

2009年6月18日 (木)

Windows 7、欧州ではブラウザを搭載せず

これはMSがかわいそうだわ。10年前と違って、独占的地位を利用してブラウザがあーたらこーたら、という状況ではなくなってきているのに。

日本に住んでいると不思議なのですが、欧と米は仲が悪い。もっとも、あちらから見ると、日本・韓国・中国の仲の悪さ (少なくとも、ネットの言論では) も謎なのかもしれませんが。

さて、WindowsからIEを除かせるきっかけとなったのは、Operaの申し立てだったようです。これに反応したMS支持者がOpera製品のボイコットを呼びかけるなど、事態は混迷しかかっていますが、おそらくは何も起こらず、MSの決定通り事が運ぶものと思われます。

欧州委員会は、ブラウザなしのWindowsを発売するのではなく、Windowsに複数のブラウザをバンドルして、ユーザーが選択できるようにすべきだとしていますが、これは無理筋かな。MSに他社製品までサポートする義務を負わせることにもなりかねないし、最新のブラウザをバンドルできないがゆえのトラブルも発生しそう。それにWindows 7発売後に新たな強力なブラウザが出現したとき、選択肢に含まれていないことで不利益となる可能性もあるでしょう。

ちょっと考えてみれば、欧州委員会が求めている選択画面方式は、Windowsに組み込まなくてもできるわけです。各ブラウザのセットアッププログラムを集めてきて、それを選択して実行するダイアログアプリケーションを作ればいいだけですから (宣伝になりますが、弊社の『JUST Suite』の「まとめてセットアップ」で、Suiteに搭載している各製品を選択セットアップすることができます) 。というか、このアプリケーションを作れば、そこそこ売れるんじゃないだろうか、と妄想してしまいましたが。(笑)

2009年4月15日 (水)

マイクロソフト、Office 2007 2年間ライセンス版を発表

自分の勤め先から見れば競合他社ですが、これはアリだと思った。プレインストール用とのことですが、店頭売りされる箱では出ないんでしょうか。

ネットブック向けに販売されますが、すでに出荷が決まっているエイサーの製品は、Officeなしモデルに比べてプラス1万円。ライセンス料が1万円前後ということになるでしょう。小売りは予定されていませんが、同じくらいの価格で販売されたら、市場を取るどころか、MS Office互換ソフトの市場を粉砕する可能性さえあります。

(といっても、昨年発売された20周年記念版が実売1万円ですが、市場への影響は限定的だったかも……。小売りしない理由は、売れ行きが読めないこともあるのかもしれません。)

マイクロソフトも、Office 2007やWindows Vistaの売れ行きがいまいちで、テコ入れを図っている部分があるだろうと推察されます。前バージョンでいい、いやその次を待つ、という状況で買い控えが起こってしまっていますが、売るために廉価版を出す方向で商機を見いだそうとしているようにも見えます。

2年間って結構長いですし、次のバージョンが見えていますから、バージョンアップ目当てで買うというのも考えられます。といっても、今はネットブックへのプレインストールしかないんですよね (汗) 。

2009年4月 2日 (木)

MSN Encarta、年内で終了、データはWikipediaに移行?

百科事典で何かを調べるようなことって、なくなってきましたからね。グーグルやヤフーでちょっと検索して、それで十分ということも多いですし、ウィキペディアレベルの記述で足りることもままあります。

米国での状況はわかりませんが、ITmediaなどによるとオンライン百科事典のアクセスの97パーセントをウィキペディアが占めているとのことで、エンカルタはほとんど使われなくなっていたのでしょう。日本でも、日本語版ウィキペディアの記述が充実している放送関係 (アニメ・アイドル・アナウンサーなど) やゲームが、よく検索されているわけで、百科事典の本来の姿とは違う形ではありますが、ウィキペディアの利用頻度は高まってきていると思われます。

結局は、それで十分だということであって、「百科事典」が必要ではなくなったということなのでしょう。与えられる情報が爆発的に増加した結果、個々人の知識が多様化したことで、個々人の知識の共通項であり、誰もが知っておくべき「教養」の範囲が非常に狭くなったこと。そして、記憶する場所が人間の頭の中からインターネットのサーバーに移ったことで、知らなくても調べればすぐにわかる、という環境が整ったこと。その結果、個人が百科事典を調べる環境がなくなり、百科事典そのものの需要が失われたということではないかと思量します。

エンカルタの情報を、ウィキペディアが引き取る可能性もあるようで、実際にウィキペディア創設者のジミー・ウェールズ氏がこのことに言及していました。エンカルタの文章量はそれほど多くないが、豊富な画像資料が役立つ可能性があるとのこと。どういうライセンスで継承するのか、日本語版でも利用できるのか、という点も含めて、今後が気になるところです。

2008年12月 6日 (土)

フリーソフトウェアは有償ソフトより割高なのか

自分自身、ソフトウェアにお金を払ってもらうことで生活している身なので、有償ソフトが否定されるなら仕事を変えざるをえないという部分はあります。その前提で。

マイクロソフトの企業宣伝である部分は否定しない。でも、MS OfficeをOpenOffice.org (OOo) に切り替えたところ、予想していたほどのコスト削減効果が出なかったというところもあるだろうと思います。

フリーソフトウェアとプロプライエタリのソフトとは、依って立つところが根本的に違います。つまり、フリーソフトは「開発者」に最大限の自由を与え、誰かがその権利を主張することを認めないもの、それに対してプロプラは「顧客」に最大限の利便を与えるために開発されるし、お金も取る、という違いです。こういう言い方は適切さを欠くかもしれませんが、フリーソフトを単に実行し、自分の望む使い方ができない (わからない) と批判するだけの人間は、フリーソフトの利用者とは見なされていないのではないでしょうか。

近年は状況が変わり、FirefoxやOOoなど、多くの利用者を持つ無償のソフトも現れ、利用者の声にも耳を傾けるようになってきました。ユーザーサポートも行われるようになってきましたし、競合企業であるマイクロソフトにとっては驚異として見なされているのが、今回の主張の根底にあると思います。

フリーソフト陣営も、業務で使わせるようなソリューションを提案し、法人顧客の獲得に本腰を入れれば、また新たな展開が見込めそうです。いまならSaaSに代表されるウェブアプリもありますし、こういうものと組み合わせる提案があれば、おもしろいんじゃないでしょうかねえ。

2008年8月20日 (水)

MS、高専とタッグでIT人材育成

大学生や修士ではなくて、高専が対象なんですね。専門性を生かしたいということなのか、大学より上は放っておいてもいいという判断なのか。

8月11日から13日まで行われた合宿では、リーダーとして必要な「ヒューマンスキル」を中心に講習があったそうです。ヒューマンスキルは、すでに社会人になっている人でも――少なくとも自分には――足りていないので、自分も受けたかった。……まあ、社会人は、金を払って講習を受けろってことですね。

若い世代は、恵まれた時代になったと思います。自分たちが10代後半だった頃 (20年近く前、昭和から平成に変わった頃) には、ヒューマンスキルを高めるための講習など存在しなかったどころか、方法論もなかったですし、ひょっとすると「ヒューマンスキル」という概念すら一般的ではなかったかもしれません。

この先は、若い世代のリーダーシップに期待してよいと思いますが、自分たちの世代との意識のずれが気になります。私たちとその上の世代 (団塊世代~新人類) との間でも、ITスキルで差があり、上の世代が手書きで苦労した書類を、私たちがワープロなどで簡単に作るので、上の世代は「自分らが若いときは……」と昔話をしますし。

同じことが、自分たちと下の世代で起こりそうです。下の世代がてきぱきとリーダー業務をこなし、自分たちの世代が彼らのもとに配属になったとき、「自分らが若いときには……」って、絶対言いそうだ (笑) 。

2008年6月29日 (日)

ビルゲイツとMSがもたらしたもの

自分がジャストシステムという会社 (マイクロソフトのパートナーでありライバルでもあります) に入社して12年少したちますが、マイクロソフトにはずっと振り回されているし、これからもそうでしょうね。

最初にリンクした読者ブログ (Heaven's Net) ですが、MS最高のOSが「MS-DOS」ですか……。自分はWindowsを初めて使ったとき (3.1です) の感動は忘れられないし、今使っているVistaだって、悪いものじゃないんだけど。このあたりは人それぞれで、口を挟むことじゃないのかもしれませんが、懐古趣味に過ぎないか、と思いましたね。

それはともかく、ビル・ゲイツが「引退」した6月27日、MS社内でパーティが催され、ゲイツ会長は涙ながらに挨拶を行ったということです。これを機会に、マイクロソフトがもたらしたものを (良きにつけ悪しきにつけ) 考えてみたいなと思いました。

まず第一には、OSやソフトウェアの開発や販売がビジネスになり、しかも世界有数の規模のビジネスモデルを構築できる、ということをマイクロソフトが実証しました。MS以前は、OSやソフトウェアはハードウェア (メインフレーム) と不可分で、しかも価値はまともに認められていなかったという状況でしたから、MSがいなければパッケージソフトウェアの概念がなかったか、少なくとも今とは違うものになっていた可能性は高いでしょう。

これが光の側面であるとすれば、陰の側面は独占企業になってしまったことでしょうか。独占自体は競争の結果であるため否定できないものの、独占企業が次に出す製品が実質的な標準の規格になってしまうことに、強い違和感と危機感を感じる人は少なくありませんでした。米国ではフリーソフトウェアやオープンソフトの概念が生まれ、欧州では国際組織による標準化が進められ、日本ではアンチMSを喧伝する声が高まった、という結果をもたらしたのではないかと思います。

グーグルが台頭し、ウェブアプリケーション化が進み、インターネット対応で後手に回ったMSは苦難の時を迎えそうです。パッケージソフトが売れなくなってきており (これは自分の勤め先も相当なダメージになっていますが) 、MSの天下もそれほど長くないのではないかと思わされます。ただ、次がグーグルなのか、アップルなのか、それとも標準化とフリーソフトウェアによる緩やかな支配になるのか、そこはわかりません。ただ、ユーザーのメリットになるのがどの方向なのかが見えず、MSの支配でなくなったからといって明るい未来が望めるかというと、そうでもないような気はします。ちょっと悲観的になっちゃいましたが。

2008年5月 8日 (木)

MSがYahoo!買収を断念も、予想される第二幕

今度はYahoo!がMSに交渉を求めているらしい。まだ一波乱も二波乱もありそうです。

買収交渉が不調に終わったのが5月3日。金銭面での折り合いがつかなかったのが大きな原因とされています。タイミングよくマイクロソフトのビル・ゲイツ会長が来日し、インタビューの中でヤフーの買収を断念したことを改めて表明しています。

ところが今度は、ヤフーのジェリー・ヤンCEOが買収交渉の再開を示唆しており、まだこの話は終わらないようです。MSにしても、交渉を打ち切ることでヤフーからの有利な条件を引き出そうとしているということは十分に考えられますし、そうなれば買収金額を引き下げた上での再交渉はあり得ない話ではないでしょう。ヤフーも、米国では業績が低迷しており、マイクロソフトへの身売りなしでは生き残れないともいわれています。

可能性としては大きく2つ。ひとつはこのまま交渉が不調に終わり、ヤフーがフェードアウトしていくことです。日本では大きなシェアを持っているヤフーですが、世界的にはグーグルの後塵を拝しており、業界全体としてのインパクトは限定的かもしれません。日本でも、大株主であるソフトバンクのサービスとして衣替えするのでしょう。

もうひとつは、マイクロソフトとの合併が成立すること。このシナリオでも、当面のライバルはグーグルですから、グーグルに対抗しうるサービスを引っさげての合併となってほしいですね。おそらく問題はそれほど長引かず、年内には結論が出るのではないかと思いますが、どのような形で決着するのでしょうか。

2008年5月 7日 (水)

XP SP3配布開始、IE7が削除不可能になる問題も

4月30日公開といわれていたのが、不具合改修のため1週間延びましたが、ようやく公開されました。

ただ、新たな問題が発覚。IE7 for XPを利用していると、SP3適用後にIE7をアンインストールできない (IE6に戻せない) ことがわかっています。これはインストーラの仕組み上避けられないもののようで、マイクロソフト的には「仕様」とするしかないっぽいですね。

自宅のマシンはVistaなのでXP SP3を適用することはありませんが、会社ではXP SP2を使用中。今朝のWindows UpdateでSP3への更新が通知されましたが、当然ながら様子見しています。ほぼ問題ないとは思うものの、万が一何かあった場合に取り返しがつかなくなることが考えられますので。

SP2のときのような大きな機能追加はなく、これまでのバグフィックスをまとめたような感じですが、近い将来にはSP2以前のサポートが打ち切られ、導入必須となることが想像に難くありません。会社のマシンにも、そのうち導入することになるかと思います。

2008年3月24日 (月)

MicrosoftがEclipse財団と協力、オープンソースの将来はどうなる?

マイクロソフトのJava戦略は、独自拡張で自社ツールを作って総スカンを食ったイメージしかなかったのですが、時代が変わると戦略もひっくり返ってしまうんですね。

私が就職してすぐの1996年、Java (当時は1.0が出たばかりでした) の可能性を調査するためのプロジェクトチームに入り、そのチームでVisual J++も使ってみました。Javaは最初から標準化されたオープンな言語で、たとえMSといえども独自拡張は嫌われ、結局は主流になり得なかったという印象があります。数年前からVisual J#に置き換わっていますが、状況はそれほど変わっていないように思います。

Eclipseも、初期のバージョンではありますが、別のJavaプロジェクトで使いました。そのチームとは短い期間で離れたので、使い込むには至りませんでしたが、慣れれば十分に使えるツールだったのかもしれません。ただ、自分にはちょっと取っつきにくい感がありました。

この2団体が協力します。方向としてはMSがオープンソース化される方向ではなく、MS製品上でオープンソース製品を正しく動かそうとする方向です。これでオープンソースがMSの傘下になるわけではないでしょうけど、アンチMSのオープンソース信奉者がいるなら複雑な気分にならざるを得ないでしょうね。

MSがプロプライエタリーの代表的な会社であることを否定する人はいないと思います。そしてEclipseがオープンソースの代表的なプロジェクトの一つであることも、また事実。両者が協力できるということは、プロプライエタリーとオープンソースは対になる概念ではあるものの、敵でもなければ相容れないものでもない、ということでしょう。どちらかがどちらかに食われるという問題ではなく、共存共栄できる道を模索できるものだと思います。

自分もプロプライエタリーなソフトウェアを開発する立場にいるので、プロプラが悪だという感覚にはなれません。かといってオープンソースを敵視するわけでも無視するわけでもなく、オープンソースという考え方を認めた上で、プロプラにも利点はあるのだと考えています。利点のすべてを答えられるわけではありませんが、少なくとも利点の一つは、自分が給料をもらえる程度には、プロプライエタリーのソフトウェアは売り物になっている、ということでしょうか (ん、何か変かな……?) 。

2008年3月21日 (金)

Windows Vista SP1どたばた導入記

3月19日の公開直後に、嬉々として導入にとりかかったのですが、異様に難航して今日 (21日) の昼までかかってしまいました。今後のためにも、自分の体験と解決策を残しておきます。

まずはいつものようにニュースから。

3月19日。まず、インストーラのダウンロードでつまずく。400MB以上あって、公開初日なのだからアクセスが集中するのは当たり前なのですが、それにしても重い、というかつながらない。セットアップ実行ファイルそのもののURLを直接指定して、「Downstair」というレジューム機能付きのダウンロードソフトを使って保存したが、このソフトの使い方がよくわからなくてもたつく (初めて使ったので) 。

ようやくダウンロードできたセットアップを実行すると、こんなエラーメッセージが表示された。

謎のエラーメッセージ

私が使っているWindowsはどう見ても日本語……。よく見ると「言語パック」が問題になっているようで、SP1が提供されていない言語パックを全部アンインストールする必要があるらしい。ネット検索とヘルプを見て、コントロールパネルの「地域と言語のオプション」→「キーボードと言語」→「言語のインストールまたはアンインストール」でよいとわかる。

アンインストールの一覧には、導入済みの言語パックが並び、削除するものをチェックボックスで選択できるようになっているので、全部にチェックをつけてアンインストール開始。しばらく待って、結果を見ると、最初の1つ以外は失敗している。再起動を促されたので再起動したのだが、再起動後の「構成を更新しています……」で10分以上待たされる (実測していないが、それくらいの雰囲気) 。

どうやら1つずつしかアンインストールできないようだ (UIでは複数選べるのだから、バグっぽい) 。毎回再起動をしているのは時間の無駄なので、1つずつアンインストールを繰り返して、全部削除してから再起動するようにする。ほかの用事もしていたし、もちろん睡眠時間も大事で、30個あまりの言語パックをアンインストールし終えたのは翌々日、3月21日未明。再起動をかけて、朝起きたらSP1を導入できるようにしておく。

21日朝、いよいよ導入開始。この日は平日だが、代休をとっていて会社には行かなくてよい。再起動済みのPCから、19日にダウンロードしたセットアップを実行すると……また上のエラーが表示された。なぜ? 全部アンインストールしたはずなのに?

いろいろさわってみると、選択できる言語に「Magyar」(ハンガリー語) が残っている。アンインストールのリストにはないので、どこをいじればいいのか皆目見当も付かなかったが、闇雲なネット検索で以下の情報に行き当たる。

「この更新プログラムをインストールすると、言語パックが部分的にインストールされている場合に、更新されたパッケージを Windows Vista コンピュータにインストールできないことがあるという問題が修正されます。」だそうだ。可能性はある。とりあえず実行し、言語パックのアンインストールを見ると、「ハンガリー語」が出現している。

ハンガリー語言語パックをアンインストールし、再起動後 (また待たされるが) SP1のセットアップを実行すると、やっとセットアップが進む。これが21日正午。昼から出かけるので (ねんきん特別便が届いていた。平日の休みは滅多にないので、社会保険庁に行ってきた) セットアップをさせたまま放置しておき、帰ってきて確認するとどうやら終了していたらしい。

ということで、3日越しでセットアップができたようです。パフォーマンスの改善はまだ体感できませんが、もともと大量のファイルのコピーが遅いなどの問題があったので、そのような重い処理をするときに、「あ、よくなってるかも」というのがあるかもしれません。デバイスドライバの「外れ」はなさそうですし、ソフトウェアも動かなくなったものはないようなので、とりあえず以前と同じように使えています。

2008年3月 8日 (土)

IE8のベータ版、標準準拠モードとIE7互換モードを切り替え可能

まだIE6の人も多そうなのに。これは7を飛ばして8がメインになるかもしれませんね。

IE8の売りの機能はいくつかあるようですが、ウェブ標準への準拠に向けて舵を切ったのが最大の変化でしょう。もともと、Internet ExplorerとNetscape Navigatorが熾烈なシェア争いをしていた1990年代に、両陣営が新しい技術をウェブに組み込み、シェアを奪ったIEの技術が、デファクトスタンダードとして残っているのが現状です。「ウェブ標準」は後追いで機能を強化していったため、IEには対応していない部分もあり、結果 (シェアのある) IEにあわせるページが多く、標準が標準になっていないという事情もありました。

IE8が普及すれば、これから構築されるサイトはウェブ標準に従って作られるでしょうし、すでにウェブ標準に準拠しているFirefoxなどの他陣営にも朗報といえるかもしれません。ただ、サイト構築側は、「IEで見えればいい」から「各種ブラウザへの対応」が要求されることになるかもしれず、チェックが大変になるのかもしれません。標準に準拠したページを作っても、最終結果は確認する必要がありますし、表示がダメでもブラウザのバグだと切って捨てることもできないでしょうから。

互換性のために、「標準準拠モード」「IE7互換モード」「IE5互換モード」の切り替えができるようです。IE6 (5とほぼ同じ) とIE7で表示が違う、という不満もありました (サイトの問題であって、MSにいうのは筋が違うような気もします) が、この対応である程度は不満が解消されるかもしれません。その他、速度面などを含めていろいろな改良が加わっているようで、試してみたいのは山々なのですが、家にも会社にも余剰のマシンがありません……。

2008年3月 2日 (日)

Vista上位版の値下げ発表

Vista Ultimate搭載PCを買ってしまったわけですが、返金してくれるのでしょうか? (……んなわけないって)

サービスパック (SP) 1が投入されるタイミングで、SP1搭載の製品を作り直し、その価格を下げるということのようです。値下げの対象となるのはHome PremiumとUltimateで、個人でOSをインストールする人 (自作PCユーザー) をターゲットとしているということです。

といっても、元々高額なものですし、値下げされたといっても影響は限定的かもしれません。日本ではHome Premiumが3万円、Ultimateは5万円くらいですから、それぞれ2万5000円と4万円になるようなイメージでしょうか。人によると思いますが、これだけの値下げでは、購入意欲が増すというのは難しいかもしれません。

XPからの置き換えが進まない、という事情もあるようです。これについては時間がかかると思うのですが、置き換えは次第に進んでいくでしょう。あまり悲観的には考えていません。周辺機器やソフトウェアのVista対応が進んできていますし、そのうち「XPでは動かない」キラーアプリが出てくる可能性もあると思います。

軽い重いで文句を言う人も少なくないようですが、見た目は95や3.1ベースでもいいので、軽く動くVistaというものが無償で配布されるようなことがあれば、爆発的に普及するのでしょうか。そういうわけでもないような気がします。

2008年2月22日 (金)

Microsoft Officeなどの技術情報公開へ

マイクロソフトも「外圧」には抗しきれなかった、ということでしょうか。ただ、競合製品の開発元としては、Office互換の製品が作りやすくなるのか、顧客からのプレッシャーが大きくなって逆に困るのかも……?

2月16日にはMicrosoft Officeの旧形式 (*.doc/*.xls/*.ppt) の仕様が公開され、今回はOffice 2007を含んだ最新ソフトの技術情報が公開されるとのニュースです。一部では「ソースコード公開」と報じられたようですが、これはちょっと勇み足。

マイクロソフトはEUなどから独占禁止法に抵触するとの指摘をうけており、この批判をかわすための情報公開とされています。つまりはMSも外圧 (MSは米国、EUは欧州) にはあらがえなかったということになりますね。

ただ、これでMS製品の互換製品がたくさん現れるかというと、すぐには効果が出ないでしょう。今から1から始めたとして、MS完全互換のプログラムが十分な品質を確保できるレベルになるには数年はかかりそうですし、その頃にはMSも次のバージョンを出してきているでしょう。また、完全な互換を確保できるだけの情報は、MSから公開されないかもしれないですし (それくらいのしたたかさはあるでしょう) 。すでにファイル互換機能を持っているプログラムが、その品質を高める役に立つ、ということのほうが先に起こりそうです。

互換製品がいくら出たとしても「マイクロソフト」というブランドが強いのは事実ですから、これでMSがダメになるということはないと思います。MSがダメになることがあるとしたら、それは互換ソフトの質と量によるのではなく、MS互換にする意味がなくなったときなのでしょう。

2008年2月10日 (日)

Visual Studio 2008、一般向け発売開始

2週間くらい前からニュースには出ていますが、店頭に出たのは2月8日。本業がプログラマーの端くれですから、当然興味はあります。

発売日の記事が少ないようなので、リリース発表の記事なども含めてリンクします。

ちょうど東京に出張に行っていて、発売日イベントとして行われていた製品デモを見ることができました。プレゼントークを行っていたのは、上記マイコミの記事で取材を受けている近藤さん。配布されたビラには「シニアプロダクトマネージャ」という肩書きになっており、自分とそれほど年齢が変わらないようなのに、重たい役職 (実際にはどれほどのものかわかりませんが) をもらっているんだなあというのが第一印象。

デモでは、Ajaxを利用したウェブアプリケーションと、.Net 2.0/3.0/3.5に対応したアプリケーションが組めることを紹介していました。最近はウェブアプリも流行してきているので、そちら向けに舵を切ってきたようですが、(自分がウェブアプリをほとんどやっていないので) どれくらい便利になるのかはいまいちつかみきれず。説明も、テクニカルタームが多くて、何かすごそうなのだけど理解しきれないところがいくつもありました。

知らなかったのですが、MS Officeアプリケーションという概念もあって、たとえばExcelにVisual Studioで作ったプログラムを埋め込んで、Excel上のフォーム入力を補助したり、Excel 2007で導入されたリボンに新たなメニューを追加したりもできるようです。鶏を割くのに牛刀を用いているような気もしますが、使いようによっては直感的なフォームを提供できるのかもしれません。

個人的に買うのは大変な値段なのですが、実は4月から放送大学の大学院生。ということでアカデミックパックの対象になるので、考えてもいいかなと思いました。Professional版を普通に買うと10万円を超えてしまうのですが、アカデミックならその9割引くらいになりますからね。

2008年2月 3日 (日)

米MicrosoftがYahoo!を買収へ――吉報か凶報か

前にも噂になっていましたけれど、今度は実際に成立するのではないでしょうか。買収が成立したとしてどうなるか、予測してみます。

昨年5月に噂になったときは、このブログでも紹介しましたが (たまご915のIT道中膝栗毛: マイクロソフトとヤフーの合併交渉) 、このときは両社が否定したことであっさりと幕引き。しかし火のないところに何とやらで、マイクロソフトが正式に買収を発表するに至りました。

ソフトウェア業界では圧倒的なシェアを持つマイクロソフトも、インターネット上のサービスではグーグルなどの後塵を拝している状況。ネット検索・広告の分野でグーグルの競合にあたるヤフーを傘下におさめることで、ネットサービスに進出し、支配する戦略と見られますが、果たしてうまくいくのかどうか。

私の予想では――買収が成立するものとして論じますが――、MS・ヤフーの連合ではグーグルに勝てない、と考えます。ネット検索の分野では両社の合併はいわば「敗者連合」で、君臨しているグーグルに脅威を与えるものとは思われません。また、PC上のソフトウェアとインターネット上のサービス、梅田望夫さんの言葉を借りれば「ネットのこちら側」と「あちら側」は、お互いが全く違う常識で動いているわけで、合併することによる効果は机上の空論以上のものはないだろうと思われるからです。

グーグルに勝てる検索エンジンのアイデアはあります。それは誰もが考えることでしょうし、MSだってヤフーだって考えられるはず。でも、できないでしょう。というのも、グーグルが持っているのと同じだけのページキャッシュで、政治的経済的その他の圧力に一切屈せず、検索結果の順位の算出方法などの内部ルーチンを完全にオープンにする。そして検索結果には広告の要素を一切排除する。……これだけやれば、グーグルを凌駕する検索エンジンになり得ますが、収益を得る仕組みが全くないですから、現状では商売道具にはなりませんよね。

2007年11月12日 (月)

MSバルマーCEO、日本製ソフトが売れない理由を語る

Microsoft Officeが日本から撤退してくれれば、日本製ソフトが売れるんじゃないかな (爆) 。とりあえずはWordだけでも、というのはライバル会社従業員のエゴですか、そうですか。

先月、「たまご915のIT道中膝栗毛: MSのバルマーCEOがキャリア相談に答えてくれる (かも)」という記事を書いたのですが、思っていたよりも早くイベントが開催されていました。……相談するのを忘れてましたし (汗) 。

上でリンクした各記事はもちろん、11月9日に行われたMSのデベロッパーズフォーラム「Microsoft’s 2020 vision of technology」のバルマー氏のコメントをまとめたもの。内容が盛りだくさんだったのか、それぞれの記事が全く違う切り口を見せています。その中でも、CodeZineが質疑応答の内容をまとめていますが、この部分のバルマー氏の回答に興味深いものがありました。

これからの開発者に求められる資質や知識として、バルマー氏は緻密さと忍耐強さ、それに加えて広い視野が必要と答えています。とくに開発に長いこと携わると、どうしても自分の担当分野ばかり見てしまって、頭でっかちになってしまいますが、そうではなくいろいろな分野に目を向けていくことが必要だということです。これは私も同じように思いますし、業務全体、業界全体の中の自分の立ち位置がしっかり見えていて、その上で自分の仕事は深く掘り下げられるという、ゼネラリストでスペシャリストである人材が求められています。自分もそうありたいのですが、まだまだ修行不足です。

そして、日本製ソフトが世界で売れない理由。言葉の問題は大きいですし、多くの日本人開発者がそれほど熱心に世界に目を向けていないという事情もあると思います。携帯電話をはじめ、ゲームの多く、業務用のソリューションも日本国内に閉じた市場でやっているという部分が多いのでしょう。

と思っていたのですが、バルマー氏は「日本ではPCが十分に売れておらず、PC産業が本来のレベルに達していない」としています (ITProより) 。これは意外な視点だったのですが、逆にいうと、日本のPC産業はまだまだ伸びる余地があるということなのかもしれません。また、さらなるIT化が進み、ユーザーがPCをより使いこなすようになれば、ソフトウェアの作り手側もそれに呼応して成長していくことになるのでしょう。

2007年11月11日 (日)

IEのActiveXクリック起動が再び解消される

この仕様変更は開発現場でも悩まされました。最初、IE側にバグがあって、ActiveXが使えなくなったんですよ。

仕様変更の理由は特許問題で、HTMLで記述した内容によって、ブラウザ上で他のプログラム (この場合はActiveX) が自動的に起動することがEoras社の特許権侵害となる、というものに対する回避策でした。つまり、ユーザのクリックを強制させることで「自動的」ではなくなる、という理屈ですね。

まあ、どう考えてもダメな仕様だったわけですが、ようやく元に戻してもらえるようです。もともと特許問題で、MS側もやりたくないことを嫌々やらされていたわけですし、和解に至ったのなら当然元に戻りますよね。

で、冒頭にも書いたのですが、実装を変更したときにバグがあって、クリックすると埋め込まれたActiveXの中身が消えてしまうことがありました。一太郎などの弊社製プラグインはこれで全滅して、社内の運用 (当然、一太郎や三四郎のファイルが流通しています) が混乱し、開発やネットワーク管理の現場は対応に追われました。MSにも原因を問い合わせており、数か月後にはバグが改修され、ようやく落ち着きましたが、とんだとばっちりでした。

ということで、元に戻るのは歓迎しますが、今度は混乱のないようにしてほしいです。

2007年10月27日 (土)

MSとTurboLinuxが協業強化

MacOS (Intel MacではMacOSもWindowsも動かせるそうです) も含めて、OS間の思想的な垣根が取り払われてくるのでしょうか。

一時期Linux関係の仕事 (正確にはWebサーバのプログラムで、Linuxサーバを使っていた) に関わっていたことがあったのですが、TurboLinuxの位置づけが商用OSにシフトし、マイクロソフトとの協業を行っているのは知りませんでした。

アンチWindowsの立場で、Linuxを使っている人にとっては複雑というか反発したいところでしょうけど、悪い話ではないと思います。

提携をさらに進めて、Windows用に作られたプログラムがLinuxでも動くようになればうれしいですし、その逆もあっていいと思います。TurboLinux FUJIなどにはWindowsエミュレータはあるようですが、もっと気軽に使えるような形にならないものでしょうか。

開発者としても、Windows向けに開発しておけば、Linuxでも (同様に、MacOSでも) 動くプログラムとなっているなら、利用者のパイが広がるわけで、うれしい話になります。とはいうものの、Vistaに対応させるだけでもかなり工数を要したから、LinuxやMacに対応させるとなると、また面倒なことになるんだろうなあ……。

2007年10月22日 (月)

MSのバルマーCEOがキャリア相談に答えてくれる (かも)

ビル・ゲイツに答えてもらうほうがおもしろいような気もしますが、ゲイツさんの答えは一般人には役に立たないかも (笑) 。

ご存じの通り、バルマー氏は、マイクロソフトという、世界で最も大きな会社のひとつの最高責任者です。その方がキャリア相談に答えてくれるとしたら、これほどうれしいことはないと思います。マイクロソフトへの複雑な感情は抜きにして、ですが。

10年余り同じ会社に勤めていて、上も下も見なければいけない立場になると、これからのキャリアパスを考えることがあります。今のままでいいのか、新しい技術や知識を身につけなければならないのか、技術者 (アーキテクト) としてやっていくのか人を使う立場 (プロジェクトマネージャ) になるべきなのか、などなど。

自分の理想は、営業や企画を含めた広い視野で、プロジェクトマネージメントも行える開発者なのですが、そうなるために何が求められているのかよくわかっていないし、今の業務を続けていてそこに近づけるのかもわかっていません。もっとも、現在与えられているプロジェクトがそれに近い気もしますが。

いまのところ、転職などは考えていないし、今の仕事と並行して新たな知識を身につけていきたいのですが、なかなか時間も取れないし難しいです。……バルマーさんに相談しようかな (汗) 。

2007年10月 9日 (火)

上勝町とMS、ICT事業で提携

上勝町って徳島県……。ジャストの地元でMSにさらわれた。orz

上勝町は徳島市から南西に入ったところにある山間部の町。過疎化は進んでいますが、光ファイバーの普及率が86パーセント、「いろどり」事業の成功など、全国的にもITや新しいビジネスモデルで注目されているだろうと思います。

ICTとは、ほぼITと同義のようです。Information and Communication Technology (情報通信技術) の略ですね。過疎の町として初めてMSと提携した、ということも記事になっていますが、上勝町は単なる過疎の町ではなく、ITによる町おこしを目指している自治体でもあるので、ほかの町や村とは状況が違ってくると思います。

自分の勤め先のお膝元で、ライバル会社に先を越されたのは複雑な気分ですが、それは別としてこの提携は成功してほしいと思います。ITによって生活が豊かになるのは大都市だけではなく、地方にだってチャンスはあるのだということを実践してほしいし、地方ならではのITの活用方法も見つけてほしいです。

2007年10月 8日 (月)

Microsoft UpdateでIE7を誤配信

金曜日 (2007/10/5) にIE7の自動更新の通知が来ていて、「ついに始まったか」と思ったのですが、欧米向けの配信を日本にもやってしまったということのようでした。

原因は「何らかの操作ミス」であり、マイクロソフトのお詫びの文章にもそれ以上の原因は掲載されていません。ですが、普通に考えて、単純な人為ミスにチェックミスが重なっただけのものであり、従来の計画をなし崩しにするような意図はなかったと思われます (そもそも、なし崩しにする意味がないし) 。

自分の場合、業務上複数のブラウザを準備しておく必要があり、共存できないものについては2台のPCにそれぞれのバージョンを別々にインストールしています (IE6と7、Firefox1.5と2.0など) 。そういうわけで、この金曜日に自動更新の通知が来たのですが、たとえこれが正式なものであっても更新を拒否していました。また、このような事情がなければ自動更新を待たずにIE7に乗り換えています。

家のPC (このブログを書いているマシン) はVista機ですから、否応なくIE7なわけで、今回の影響は特になし。本件とは関係ないのですが、どこかでアップデートがおかしくなったらしく、いまだにKB929729のアップデートが成功しません。.Net1.1のアンインストールもできなくなっているし……。

2007年10月 1日 (月)

Windows XPの販売が2008年6月までに延長

無期限に延長というのでなければ、結局は問題の先送りにしかならないのですが、実際問題として無期限延長はあり得ないですし。

XPを販売し続けるかどうかはともかく (これから新たにXPを買おうという人は少ないでしょう) 、製品サポートを無期限に続けられるのを期待する人は多いのかもしれません。実際、MSが「過去のOSの無期限サポート」に追い込まれる可能性は少なくないと思っています。

私自身、家ではVista Ultimateに早々に乗り換えてしまいましたが、勤務先ではXP Professionalを使い続けています。システムの移行が進んでいないので、乗り換えるにも乗り換えられない状況になっているわけですが、そういう企業は少なくないと思います。WIndows2000を使っているところも少なくないとか。

でも、Windowsだからこそ、最新でないOSの扱いがここまでニュースになるともいえると思います。Mac OS Xだとどうなんでしたっけ? 小刻みにバージョンアップを行っていますが、過去のOSのサポートはどこまで行われているのでしょうか。また、Linuxの場合は、「サポート」という概念が薄いかもしれませんが、Windows以上にリリースの間隔が短く、過去のOSへの対応もかなり早い段階で打ち切られていたように思います。

OSのサポートとバージョンアップは、どういうふうになるのが最も望ましいのか、自分もよくわかっていません。ただ、Windowsに限っていえば、Vistaへの移行は着実に進むだろうと思います。そのスピードが若干遅いだけで……。

2007年8月22日 (水)

Skype障害の原因はWindows Updateだった?

え、じゃあなんで今月になって初めて発生したんですか?

先日このブログでも書いた (たまご915のIT道中膝栗毛: Skypeで大規模な障害発生 (現在は復旧?)) Skypeの障害ですが、「Windows Updateによるクライアントの再起動処理が一斉に走ったこと」を原因とする調査結果が公式ブログに書き込まれました。

ツッコミどころが多々ある調査結果で、実際にマイクロソフトは否定、いちばん上にリンクしたITmediaアンカーデスクのコラムでも疑問を呈しています。実際その通りで、(1)Windows Updateは毎月実施されているが、これまでに発生せず、今月初めて発生した理由、(2)「ごく短時間で」一斉に再起動されたとあるが、Windows Updateによる再起動がそれほど集中していたのか、という点が不明です。

(1)のほうは、今月だけ発生した理由が解明されないと、今後再び発生しないことが保証できないため、さらなる調査が急がれます。月例のWindows Updateに限らず、マシンの再起動を伴う修正パッチの配布は常に起こりえますし、その際にいちいち障害を発生させていてはサービスになりませんから。

(2)も、世界中にWindowsユーザーがおり、再起動のタイミングはそのユーザーの活動時間 (時差も考慮して) によるので、ごく短時間で一斉に再起動されたというのは疑問があります。また、活動時間という意味では、その日の終わればPCをシャットダウンし、翌朝再起動するという使い方が多いでしょうから、毎日再起動しているということもできるわけで、なぜ今回だけという説明にはなっていないように思いました。

公式ブログのほうは目を通せていませんが、これでは説明不足という感が否めません。Skypeはさらなる調査結果を発表し、再発防止策を明示するようにしてほしいものです。

2007年8月13日 (月)

MSもオンラインストレージに参入、「Live SkyDrive」

この分野では明らかに後発。Yahoo! やアップル、(手前味噌ですが) ジャストシステムなどが同様のサービスを展開している中で、どういった存在感を示せるのかが注目されます。

トップページを見た限りですが、他社サービスとの差別点が明確になっていない印象を受けました。上記3記事は紹介のみで、レビューは出ていないようですが、他社との比較ができればと思いました。

気になるのは「共有」の使い方。特定のユーザーに対し、アップロード・ダウンロードの権限を与えるだけであれば普通のサービスなのですが、何かもっと凄いことができるのかもしれません。複数人がリアルタイムでオンラインストレージ上のファイルを編集し、それでもファイルの内容に不整合が発生しないようになっているとか。今のところは夢物語のようですが、実現すると非常に便利なサービスになるだろうと思われます。

昨年には、グーグルが「容量無制限のオンラインストレージ」をぶちあげていたらしく (ITmedia News:Google、無制限オンラインストレージ機能を開発、2006年3月17日) 、こういう方向の進化もあるのだろうと思います。ただ、本当に「無制限」にするとユーザーの悪用が気になりますので、どこまで容量を広げられるかは不透明ですが。

冒頭に書いたように、ジャストシステムもオンラインストレージサービスとして「インターネットディスク」を展開しており、一太郎11のサービスとして提供したのが最初ですから、2001年2月からです。このサービスでは老舗の側になると思いますし、サービスの安定性では評価していただけていると思っています。

2007年7月23日 (月)

次期OS「Windows 7」、3年以内にリリースか

3.1以来久しぶりにバージョン番号そのものを出していますが、ラッキーセブンというのもあるのでしょうか。

ちなみに、2月の情報では「2009年リリース」となっていましたので (たまご915のIT道中膝栗毛: 次のWindowsは2009年リリース) 、少し後退したのかもしれません。

このブログを書いているマシンですが、先週末にWindows Vistaに置き換わりました。Vista Ultimateプレインストールのマシンを購入したので、マシンスペックは十分で、重いということはありません。OSは変わりましたが、実行するアプリは変わっていないので、それほど大きな変化はないのかな、という気はします。ただ、ブラウザでの表示フォントをメイリオにしたので、この部分の見た目の違いは大きく、さすが最新のOS、と思ったりします (なんか違うような……) 。

自分としてはかなり乗り換えが早いのですが、3年すると新しいWindowsが出てくるかもしれないんですね。まだVistaにも慣れていないのに、さらに次のことを覚えないといけないのかなあ。それに、Windows対応のソフトウェアを開発する立場としては、新しい機能への対応のために余計な工数を使わされるのは困ったものだ、という気持ちもあります。できれば、ソフトを開発する側は前と全く同じコードで、新しい機能の恩恵を受けられるようになっていてほしいものですが。

……これ、2月と全く同じこと (冒頭のリンク) を書いてますね。半年近くたつのに、全く進歩がないというか何というか……。orz

2007年6月29日 (金)

MSN毎日→MSN産経、何が変わる?

考えてみたら、マスメディアでネット配信にもっとも積極的なのは産経系かもしれません。というのも……

このブログは各ニュースサイトの記事に依存していて、「RSSを提供しているところ」「Googleニュース検索でヒットするところ」しか取得できていません。さらに、「トラックバックを受け付けているところ」は優先的に選んでいます。

トラックバックを受け付けるニュースサイトはCNETやITmediaなどごく一部ですが、マスメディア系ではイザ!とフジサンケイビジネスアイがトラックバックを受け付けています。この2紙、いずれも産経系なんですよね。「イザ!」なんかは、時々とんでもない勘違い記事を出してくれますが、それでもトラックバックがあるということで非常に役に立っています。

冒頭の、「ネット配信にもっとも積極的なマスメディア」という評価は、こういったところから出ています。マイクロソフトも同じ面を高く評価したようで、「ネットに対していろいろ考えている印象があった」ことを提携先切り替えの理由としています。

今後の変化ですが、切られた形の毎日新聞は独自サイト (mainichi.jp) を立ち上げるとのこと。毎日と産経、そして朝日、読売、日経の大手新聞社が、ネット配信の部分でも切磋琢磨してくれることを期待しますが、大きな変化はないように思います。というのも、マイクロソフトがこの分野での影響力が限られており、提携先を変えたからといってそれほどの大事件にはならないだろうからです。

ただ、もっとも先進的な産経と組んだことで、MSN産経がニュース配信の新たなあり方を提案するかもしれない、という期待はあります。新聞の発行部数では出遅れている産経ですが、何らかの巻き返しがあるかもしれませんね。

2007年6月22日 (金)

Vistaのデスクトップ検索機能を修正、Googleの不満をかわす

勤め先では自社製品 (ConceptSearch) を提供されていますが、VistaやGoogleのデスクトップ検索も気になります。

グーグルニュースで検索したためか (笑) 、関心も高く同じメディアが何度も記事を出しているためか、ヒット数も非常に多くなっています。

あえて説明するまでもありませんが、デスクトップ検索とは、ローカルにあるファイルを検索する技術で、ファイル名だけではなく、ファイル内部の文字情報も含んで検索を行うものとなります。この際に、検索が実行されてからすべてのファイルの中を読み込むのではなく、バックグラウンドでファイル内部の文字情報を抜き出しておく「インデキシング処理」が行われており、VistaではWindowsのデスクトップ検索が常に実行され、これに邪魔される形でグーグルのデスクトップ検索に問題が生じる、というのがグーグル側の主張でした。

今回の解決策では、わりと早い段階で要求をのんだのではないか、とは思います。ブラウザのときも動画再生ソフトのときも、「これはWindowsの機能であり、不可分だ」と主張して、十分なシェアを得てからはじめて司法側の要求に応じた、という印象がありましたが、今回はまだ十分に使われていないうちから対策を講じたように見えます。これをビルゲイツの退任が近づいたことによる社内方針の変化と見るのは、ややうがちすぎでしょうか。

ただ、今回の解決策でも、マイクロソフトの優位はそれほど変わらないのかもしれません。「デフォルトでついている」という強みは大きく、同じことができるのであればわざわざ他社のものを入れてまで使おうとは思わないでしょうし。本当に横一線の勝負をさせたいのであれば、Windowsの初期状態にはいかなるデスクトップ検索も組み込まない (あとからユーザの選択によって組み込む) ようにしないといけないでしょうし、グーグルなど他社は「この機能があるから後から入れてでも使う」と思わせる機能を搭載していかなければならないのでしょう。まあ、そこまで計算しているからこそ、マイクロソフトも要求に応じたのかもしれませんが。

2007年5月30日 (水)

ゲイツ後の世界を展望してみる

2008年7月にビル・ゲイツが引退すると発表し、そのときまであと1年2か月になります。マイクロソフト社内でも、引き継ぎへの動きが進んでいるようです。

クレイグ・マンディ (Craig Mundie) 氏はマイクロソフトの「最高研究戦略責任者」で、ゲイツ氏の引退後は同社の技術戦略を統括する立場になると見られています。インタビューでは、今後もマイクロソフトは新たな挑戦を続けていくように答えています。

MacintoshやLinuxに肩入れしている人は、このままマイクロソフトがなくなればいいくらいに思っているかもしれませんが、引退後も当面はそういうことはないだろうと思います。ジョブズが引退した後 (一時期職を離れていたので、想像できるかもしれませんが) のマックや、リーナスが引退した後のリナックスを想像して、それと同じようなことが起こるのでしょう。つまり、既存の技術が失われるわけでもないし、シェアが劇的に変化することもない、ということです。

ただ、ジョブズやリーナスがそうであるように、ビル・ゲイツも「カリスマ」です。カリスマを失ったマイクロソフトがどのような企業になるかは、想像しにくい部分があります。おそらくは普通の大企業となってしまい、ウィンドウズとオフィス製品のシェアを維持するための守りの姿勢に転じ、中長期的には下降線をたどっていくものと想像します。そのときにマイクロソフトに代わる企業が出るか、それともソフトウェア業界全体が低迷してしまうのか。オープンソース陣営は「オープンソースであること」以上のメリットを提供できるのか。アップルはそれでも独自路線を貫き続けるのか。緩やかに、それでも確実に、変化は起こりそうです。

ただ、松下電器や本田技研のように、カリスマ的な創業者を失った後でも、創業者の心は残り、一定の地位を保ち続けている企業もあります。マイクロソフトがソフトウェア業界の松下や本田のようになれるのか、あるいは他の新興企業同様に創業者とともに没落してしまうのか、「ゲイツイズム」がどこまで浸透しているかに関わってきそうですね。

個人的に、というか自分の業務としては、Windowsに依存しているもののOfficeとは完全に競合しますから、マイクロソフトには頑張ってほしい反面力を落としてほしいし、複雑な気分です。

2007年5月 5日 (土)

マイクロソフトとヤフーの合併交渉

MSとしても買収するには大きすぎる相手のような気も……。

グーグルへの太閤のため、と報道されています。なお、マイクロソフトはMSNを持っていますが、両者を合わせても検索エンジンのシェアとしてはグーグルに及ばない (「グーグルに迫る」という表現あり) ということです。

競合企業は徹底的につぶすか、吸収して自社のものにしてしまうやり方で、マイクロソフトは大きくなっていったとされています。今回の場合、競合となるのはグーグルですが、グーグル自体を取り込むのではなく、対抗するために2位企業であるヤフーと手を組むことを選んだというのが特徴的でしょう。

まだ実現するかどうかは不透明ですし、どのような形になるかも交渉中とのことです。合併ではなく、マイクロソフトがMSNをヤフーに譲渡するような案もあるということです。いずれにしても、この交渉が成立すれば、「グーグル・YouTube・ダブルクリック」vs「ヤフー・マイクロソフト」という2大勢力の争いになるわけです。検索エンジンについては、この2陣営によってさらに進む寡占が、ITビジネスにどのような影響を与えるかが今後の興味の対象となります。

検索エンジンのビジネスモデルは広告出稿に頼っているので、寡占が進むことでどのような影響があるのでしょうか。独占禁止法が想定している部分では、寡占が進むと価格競争がなくなって高止まりするといわれますが、検索エンジンの場合も広告枠が高止まりすることが起こりうるのでしょうか。そうなると、高い広告費を払えなくて宣伝が減ることで利用しやすくなるのか、広告費を商品価格に転嫁することによってモノが高くなるのか、何が起こるのかは予測がつきません。経済学に詳しい人なら、もっと掘り下げた視点で予測できるのでしょうけど、自分にはここが限界でした。

PS. 結局、

ということらしいです。とはいっても「火のないところに煙は立たず」ともいいますし。

2007年5月 4日 (金)

いまだに使い続けられるWindows 98/Me

ついにIPAが警告。ITMediaは大きく出ましたね。

サポートが切れていても、使えるのなら使うということも多いのだと思います。とくに、PCをたまにしか使わない人であれば、買い換えに無駄なお金をかけたくないし、新しい操作を覚えるのが面倒というのもあって、OSの置き換えは進まないだろうと思います。

昨年8月時点のOnestat.comの調査では、WIndows 98のシェアが2.68パーセント、Meが1.09パーセント。今年1月にVistaが発売されて勢力図は変わっていると思いますが、約2~3パーセントのシェアをWIndows 95系の古いOSが持っていると考えられます。今回のIPAの調査では、IPAに相談を寄せたユーザの9.8パーセント、ウィルス届け出者の2.1パーセントがWindows98/Meを使っているということです。

脆弱性対応のコストがかけられないという意味で、WIndows 98/Meのサポートを打ち切ったという理解ですので、ここにコストをかけるようにマイクロソフトに要望しても、その要望が通る可能性は限りなくゼロ。ならばWindows 98/Meを使わせないか、ネットにつながせないような強硬策が必要かもしれません。「使わせない」は無理にしても、ネット接続の場合は自社プロバイダのサーバに接続するので、そこでOS情報を取得して、適切でないものが含まれていたらネット\接続を拒否するとか、アリでしょうか。

2007年4月26日 (木)

ビルゲイツの講演中に抗議行動@中国

こういうことをしたら、オープンソースの心証が悪くなりそうな気がしますが。

全国民がそうだというわけではないですが、中国の国民性として直情的だったり、ルールを無視するところがあったりするように感じます。反米感情もあるかもしれませんが、国民性が出ていると思いました。日本人はその点おとなしいので、裏ではともかく、講演中に抗議行動に出ることはないだろうと思いますし。

IT企業でプログラム開発をしていますので、オープンソースの考え方には興味があります。ただ、オープンソースはビジネスにはならないと思いますし、プログラム開発で生計を立てるためには、プロプラエタリのやり方しかないように感じます。プロプラだからこそ、会社の看板を背負っていると自負があり、製品に対する責任感も増すし、顧客のことを第一に考えるし、一概にオープンソースのほうが優れているとはいえないでしょう。

オープンソースの概念はすばらしいものだと思いますが、ボランティアに頼らざるを得ないところが弱点だと考えています。誰でもプログラムを修正できるのがオープンソースの特徴であるわけで、これは逆に言うと、成果物の責任の所在が曖昧になり、サポートがなくなることにつながります。結局、成果物に対する後ろ盾 (プロプラでいうと、開発元企業のサポート) がないので、多くの人は導入に躊躇するだろうと思います。

MSにオープンソース化を迫っても無駄だろうと思います。MSはプロプラであることの利点を最大限に生かしている企業のひとつであり、オープンソース化はまず考えていないのではないでしょうか。オープンソースもプロプラエタリも、それぞれ利点と欠点があり、お互いを補完するようにやっていけばいいのではないでしょうか。

2007年4月24日 (火)

Windows Vistaはマーケット的に失敗か?

売れていないらしいです。というか予測が強気すぎたのかも。

これと呼応する雑誌の記事がありました。「YOMIURI PC」2007年6月号の13ページ (デジタル千里眼) にも、Vistaの売れ行きが芳しくないということが指摘されています。ただし、先行きは暗いわけではなく、XPの発売開始時よりは実績がよいこと、マザーボードの売れ行きが好調で、自作PC派に受け入れられているという好材料もあるということです。

まだ発売して3か月ですし、現状のXPマシンで不満がないユーザー (自分もそうです) が乗り換えるのは少し時間がかかるだろうと思います。「Vista対応」としているソフトも増えてきましたが充分というわけではなく、とくにゲーム関係では非対応のものが相当数残っているようです。そういったところが改善されてくれば、状況も一転するだろうと思われます。

Vistaの発売が1月だったため、夏のボーナスまで買い控えるという人も多いのかもしれません。自分も、買うとすればいちばん早くて夏のボーナスですし、支給額などの状況を見て冬まで待つかもしれない、という状態です。Windows Vistaがマーケットに受け入れられたかどうかの評価を下すのは、7月まで待ったほうがいいかもしれませんね。

2007年4月22日 (日)

MS Visual Studioの新版β版

現在の最新バージョンが2005ですから、2~3年で置き換わっていくんですね。

MFCから.NETに移行してしばらくたつのですが、新版 "Orcas" ではMFCはサポートしているのでしょうか? WindowsからMFCが使えなくなることはないと思いますが (昔のソフトが全滅して、影響が大きすぎるので) 、新しい開発環境では.NETしかサポートしない、というのは可能性があるので。

開発者の中には、おそらく、古い開発環境をそのまま使い続けている人もいるだろうと思います。とっくにサポートの切れたVisual C++ 4.0が現役というところもあるように聞きますし。新しい環境に置き換えるコストや、慣れるための導入の手間の面もさることながら、開発環境を新しくしたために、いままで動いていたものが動かなくなるリスクが大きく、おいそれと環境を変えることもできないんですよね。

自分も、勤め先でVisual C++ 4.0からVisual Studio 2005までの各バージョンを使ったことがあります。VC++しか使えませんが、昔のバージョンでは重宝していた「クラスウィザード」が2005ではなくなっており、同じことをどうやって実現するのか悩みました。ネットで検索したら、同じように困っていた人もいたようで、その経験談が上がっており、参考になりましたが。そういった困った部分もありましたが、全体的には操作性が上がっており、また最新の機能や表現にも対応できているのは感じました。

Orcasはまだ使っていませんが、どういう操作性になっているのでしょうか。将来的にこれで仕事をする可能性は十分にあるので、気になる話題です。いまの仕事はMFCに頼り切りですので、できればずっとMFCの対応を切らないでほしいとは思いますが、時間の問題のような気もしますね……。

2007年3月 9日 (金)

MS製アンチウィルスソフトの重大な不具合

こんなバグが残ることがあるんですね……。

仮にも社内のテストを通って世に出てきた製品なのに、必要なデータまで誤って削除してしまうのはどうなのでしょうか。とくに、今回の場合メールが削除される対象で、削除されてしまったら戻すことができないだけに、問題は大きいと思います。

マイクロソフトがアンチウィルス市場に打って出たときには、あらゆるソフトウェアでトップに立たないと気が済まないのだろうと感じました。ところがLive OneCareの評価は非常に低く、さらにこの大バグ。回避策として提示した方法も、回避策になっておらず、泥沼にはまる状態になっています。

次のバージョンを出してくるという発表もありますが、失地回復ができるのでしょうか。逆に、結局失敗に終わり、アンチウィルス市場からは撤退するということになるのではないかと思いました。

2007年3月 8日 (木)

Vista対応の3次元マウス

空中でも使えるマウスって、思った通りに動いてくれるのでしょうか?

ついに出た! と書こうと思ったのですが、昨年第1弾が出ているんですね。

やりたいことはわかるのですが、意図したとおりに使えるのか、少し不思議なところがあります。机の上で使う、普通のマウスだと、机から浮かせて動かすことでマウスポインタの位置を変えないまま、マウスを動かすことができるのですが、空間マウスの場合この操作をどうやって行うのでしょうか? 実機を使ってみないと、わからないですね。

メーカー希望小売価格は約2万円。通常のマウスが3000円程度で売られているので、相当割高です。機能的にも高度なものを持っているので、この価格なのはやむをえないと思いますが、高いですね。

底にボールが入ったマウスから、赤外線の光学式、レーザーと進化していきました。3次元の動作ができるものが必要になりそうなのは予想していましたが、ディスプレイが2次元なので、今のところ需要はそれほど多くないかもしれません。これが、3次元空間をそのまま投影するディスプレイが実現したなら、その中でマウスポインタを動かすのに、3次元に動かせないと相当なストレスになりそうに思います。

でも……。「3次元空間をそのまま投影するディスプレイ」というのが、想像がつかないです。いままでのディスプレイの常識を捨てて考えないと、どういうものになるか理解できないかもしれませんね。

2007年3月 7日 (水)

マイクロソフト vs グーグル

仁義なき戦い、Part2 (さっき書いたのがソフトバンクとカリヨン証券の記事だったので) 。

出版業界団体でのスピーチということもあり、マイクロソフトがやり玉に挙げたのは、グーグルの書籍検索機能で、書籍の内容の一部を見せていることです。MSも書籍検索機能をもった検索エンジンを持っていますが、MSは著作権の切れたものか、出版社の許諾を得たものだけを表示しているということです。

ユーザーの利便を考えると、1冊でも多くの書籍がヒットしてくれるほうがうれしいとは思いますが、著作者のことを考えると、内容を表示するようなアプローチはどうかと思うところもあります。もちろん、検索結果に含まれることにより、その書籍の売り上げが伸びる部分もあるとは思いますが、「立ち読み」ができてしまう可能性もあるんですよね。

また、グーグルが先日買収した、YouTubeの問題もあります。テレビ番組の無許諾での複製とアップロードが横行している状態で、対策が後手後手に回っている部分も見られます。

当然ながらグーグルは反論。「ユーザーの利便性」と「著作者の権利」、どこで折り合いをつけるかは、もうしばらく時間がかかる議論になりそうです。

2007年3月 1日 (木)

シマンテックが見たVistaの堅牢性

シマンテックの報告に寄れば、VistaのセキュリティはマイクロソフトのOSの中では最も高くなっているとのこと。ただし、サイドバーやガジェットなどのサードパーティが関わる部分には、セキュリティの脅威にさらされる危険性があるとのことです。

それほど真新しい内容ではないように感じました。拡張性の高い部分がセキュリティ的に弱いのは想像通りで、両社はある程度トレードオフの関係になると考えるのが自然でしょう。拡張性が高い、つまり「何でもできる」ということは、セキュリティの観点からは問題のある行為 (たとえば、ローカルファイルの閲覧や実行など) もできてしまう、ということになるでしょうし。

ただ、MS側の反論が的を外しているように思いました。Vistaがセキュリティの特効薬として作られているわけではないというのはその通りだと思いますが、「セキュリティとは選択をすることである」は意味不明。原文は、"Security is about making choices" ですが、aboutをうまく訳さないといけないようです。「セキュリティは、選択を行うことにも関わっている」?

いずれにしても、「選択」というのであれば、セキュリティを極限まで追究した設定のVistaを提供すべきだと思うのですが、使い勝手は悪くなりそうです。こういう設定のOSは計画されているのでしょうか。また、需要はどうなのでしょうか。

2007年2月21日 (水)

Windowsが正規品かどうかを自動チェック

マイクロソフトも必死だな、とは思いましたが、事情があるようです。

この機能はすでに北米などで導入していたもので、日本など世界各国で導入されるようになるということです。Windows XPに対応し (Vistaは対応済み) 、Microsoft Update等を利用して自動的にチェックするとのこと。ただしこのプログラム自体は自動的にインストールされるものではないということです。

不正コピー品が安く市場に出回っていることもあり、MSがさらなる売り上げ増を狙っている面は否定できませんが、不正コピーを使っているがゆえの問題もあります。当然ながら動作保証はできませんし、不正コピーにウィルスやスパイウェアなどを含めて配布している可能性もないとはいえません。

ソフトの開発者 (Windowsそのものは作っていませんが) としていわせていただければ、きちんと正規品を購入して使ってほしい。それは自分たちの給料の問題もありますが、(著作権という限定された意味だけではなく) 自分たちが作ったもの、という誇りがあるので、不正コピーで成果だけ持って行かれるのは、とにかく悔しい、というのが正直なところです。なので、お願いなので、正規品を買ってください。それからユーザー登録もお願いします (笑) 。

2007年2月15日 (木)

「3000年問題」の謎

Visual C++に、西暦3000年以降の日付を処理させるとアプリケーションが不正終了してしまう不具合が見つかったということです。場合によっては、DoS攻撃の手がかりとなりうるとのこと。

「2000年問題」のときは、理由がはっきりしていました。年号を西暦の下2桁で表していたため、2000年と1900年が同じ「00」となり、2000年なのに1900年と判断されてしまうのが原因でした。2038年には、UNIXでの時刻表記 (1970年1月1日からの経過秒数) が符号付き32ビット整数の上限 (231-1) を超えてしまい、日付処理が不具合を起こす「2038年問題」の可能性も示されています。

しかし今回の「3000年問題」は、原因がわからないですね。機械的には、2999と3000の間に違いがあるわけでもなく、2000年問題の対応で西暦を4桁に表示しているのだから3000年になって問題が起こる可能性も考えられません。「3000年なんて入力がやってくるのは何かのミスだろうから、ここで処理を止めておこう」くらいの判断なのかなと思いますが、そうであれば最低でも正しく処理を止めて、不正終了にならないようにしておいてほしいですね。本来なら、この処理を呼び出すアプリケーション側が対応すべきことなのでしょうが……。

さらに謎なのが、MFCのCOleDateTimeクラスでは西暦100年から9999年までをサポートしているのに、なぜ3000年のところに壁を作ってしまったかです (100年としているのは、古いバージョンの同クラスが2桁の年号を19XX年または20XX年として補正していたため) 。おそらくは問題があったのは別のクラスなのだと思いますが、イケてないミスだと思いました。

2007年2月14日 (水)

2月のMicrosoft Update

盛りだくさんです。インプレスが「12件」、CNETが「20件」としていますが、これは単に数え方の違いですね (12件はパッチの個数、20件は修正される脆弱性の個数) 。

数日前に報道された、ゼロデイアタックへの対処もありました。修正パッチにバグがあるとまた問題ですから、試験を行う期間は必要だと思いますが、何日か前倒しで提供してもよかったのではないかと思います。

今回は発売されたばかりのWindows Vistaの修正パッチは含まれていませんが、脆弱性だけではなくプログラムとしてのバグも残っているだろうとは思います。そういったものも追々見つかっていくでしょうし、随時修正が提供されていくのでしょう。Service Pack 1もすでに開発が進められているとのことですから、ある程度修正がまとまった時点でSP1が提供されるのではないでしょうか。

それにしても、脆弱性はなくならないんですね。仕様と考えられていたものが実は脆弱性の原因だった、ということもあるので、やむをえない部分もあるかとは思います。本質的に脆弱性のないプログラムを組むのはおそらく不可能ですから、いたちごっこを続けざるを得ないんですよね……。

2007年2月12日 (月)

MS Wordにゼロデイ脆弱性

「ゼロデイ脆弱性」という言葉が出てきています。通常、脆弱性が発表される流れは、「セキュリティ会社が脆弱性を発見する」→「セキュリティ会社が開発元に報告する」→「開発元が脆弱性を修正するパッチを公開する」→「セキュリティ会社からも脆弱性情報を公開する」なのですが、パッチができる前にその脆弱性を悪用したウィルスやトロイの木馬などが作られてしまうのが「ゼロデイ脆弱性」です (そのように理解しています) 。

「脆弱性のないプログラムを作る」のは、「バグのないプログラムを作る」のと同じことで、目標とせねばならないものの相当困難であろうという認識です。コンピュータ (ノイマン型コンピュータ) の仕組み上、プログラム部分とデータ部分が明確に分かれていないため、悪意ある人物がデータ部分にプログラムを書いて実行させることもできるわけですから、本質的な意味ではコンピュータがコンピュータである以上、脆弱性は避けられないということになります。アプリケーションソフトは、データ部分にプログラムが書かれないように、蓋をしていくしかないのが現状です。

プログラムの開発現場では、可変長のデータを扱う際に注意が必要になります。この変数はこれだけの大きさを確保しておけばいいだろう、と常識的な大きさにしていると非常識なデータが来ますし、そのときに確保していた領域からあふれたデータが、本来のデータを壊してしまうことになり、脆弱性となり得ます。ほかにもいろいろあるのですが、あまり専門的なことは書かないほうがいいですよね。

これを他山の石として (もっとも、自分の勤め先の製品でも脆弱性が報告されたことはありますが) 、脆弱性の元となるプログラムを書かないように気をつけないといけませんね。

次のWindowsは2009年リリース

Windows Vistaが一般向けに発売されてから2週間ですが、すでに次のWindowsの話題が出てきています。XPが5年間最新であったのが例外で、それ以前は2~3年ごとにバージョンアップしているということなんですね。

※Windows 3.1 (1992年) → 95 (1995年) → 98 (1998年) → me/2000 (2000年) → XP (2001年) 。

OSのバージョンアップはユーザとしては興味深いですし、新しいUIや機能を使ってみたいという欲求はあります。そういう意味ではバージョンアップは歓迎することなのですが、おそらくVista以上のマシンスペックを要求するでしょうし、どのタイミングでPCを買い換えればよいのか悩むことになりそうです。

そして、Windowsアプリケーションを開発している側としては、頭の痛い問題。セキュリティ周りの強化で、XPで動いていたコードがVistaで動かなくなるところがいくつも発生しており、ひとつひとつ修正していくことを余儀なくされました。2年後にまた同じことが起こることは明らかですから、困ったものです。

できれば小規模な改変にとどめて、アプリケーション開発側の作業が最小限で済むようになってほしいのですが……。むりですよね。(^^;)